メ~テレ
名古屋テレビ 放送番組審議会だより
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【:2004年5月分:】
 このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
 名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は11名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
 名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2004年度放送番組審議会委員(敬称略)
~11名~
委員長 呉智英 (評論家)
副委員長 片木篤 (名古屋大学大学院教授)
委 員 (名古屋青果社長)
田代正美 (バロー社長)
藤井英明 (ゲイン代表取締役)
萩原喜之 (中部リサイクル 運動市民の会代表)
韓基徳 (愛知三愛福祉会事務長)
柳田博明 (NPO新産業創造研究会理事長)
山本泰一 (徳川美術館副館長)
杉浦昭子 (スギ薬局副社長)
田中正次 (日本リガメント代表取締役)
第454回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成16年5月14日(金)
副委員長 片木篤
委 員
田代正美
藤井英明
萩原喜之
韓基徳
山本泰一
杉浦昭子
田中正次
~以上9名~

議題
(1) 自社制作番組「メ~テレワイド バックドロップ」を審議。


■自社制作番組「メ~テレワイド バックドロップ」を審議。
委員の主なご意見を紹介します。  
 
  • 全体としてまとまりがよく、流れがスムーズで、大変見やすかった。司会の柳沢真吾さんも、自分だけが目立つと言うことはなく、ほかの出演者からも話を引き出していた。ゲストのバランスがいいと思った。作家の海月ルイさんの話がおもしろく、また説得力があった。
  • 再現ビデオの出演者が、話題が変わっても同じ人であった。出演者が変わらないと、前のイメージに引っ張られてしまう。メリハリをつけるためにも、少し変えたほうがよかったのではないか。
  • 携帯電話の中継が、見づらく、また聞きづらかった。
  • 中継リポーターの行為に品がなかった。マウスピースを出したり入れたりしたり、女性に絡むシーンは見ていて不快感を覚えた。
  • 強いということを、殴る蹴るという行為だけで表現していた。強いことを表現するのに、もっと他の方法があるではないか。隠し撮りのような映像で女性が男性を殴ったり蹴ったりするシーンがいくつか放送されたが、どれもジェスチャーに見え、面白おかしくするために、最初からストーリーが作られていたように思えた。
  • 「強い女性」をテーマとしていたが、番組を見て、幼稚園の男女がそのまま大きくなったという感じしか伝わらなかった。今の若者の幼さが印象としては残ったものの、この内容で女性が強くなったと主張するのは難しいのではないか。
  • 番組の構成の中で最後まで何が言いたいのかわからなかった。バラエティー番組ながらも、社会問題を伝えることも含むのなら、「現代の男性の強さ、女性の強さとは何か」また「今の社会的な男女のバランスはどうなのか」といったコメントが、その入り口だけでもほしかった。
  • 「強い女性」というテーマに対して、深みや納得させる言葉でなくても、テーマに即したおもしろさや驚きのあるトーク、コメントがスタジオ部分でなく、テーマとトークがすべっている感じがした。

との評価がありました。

 

■次回開催予定
6月18日(金)午後2時から。5月17日放送の「メ~テレドキュメント 憂貴の翼~心を描く少年の世界~」を審議する予定。