研究コーナー
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バナナはすぐに力になるのか?

2004/05/15放送

 スポーツ選手にとって理想的な栄養源と言われているバナナ。実際、プロの選手達も試合前や試合中にバナナを食べているという。そもそも、バナナの栄養が脚光を浴びたのが、1984年のロサンゼルス五輪。地元アメリカの選手達が選手村にバナナを大量に持ち込んで食べていた事が話題になり、それをきっかけに日本でもバナナがスポーツフーズとして広く利用されるようになったという。

 バナナはどんな栄養があるかというと、ビタミン、カリウム、マグネシウムを多く含む栄養価の高い食品である。その中でも特に注目されるのが糖質。スポーツ選手の場合、大切なパワー源である筋肉に蓄えられているグリコーゲンを筋肉に十分に蓄えておくには糖質が必要なのである。バナナには、ビタミンはもちろん、糖質も多く含んでいる食品である為、まさにスポーツ選手にとっては理想的な食べ物といえる。


 そこで、バナナを食べた人と焼肉を食べた人で5000m走でどんな差が出るのかを実験してみた。しかし、我々の予想に反し、バナナ、焼肉ともにタイムが伸びる事はなかった。

まとめ

研究結果…バナナはすぐに力にならない

実は、バナナは筋肉に蓄えられるエネルギーとしてはすぐにその効果が表れない。それぞれの食品がブドウ糖となってエネルギーとして利用されるスピードを表す「グリセミック・インデックス」いわゆるGI値というもので説明すると、このGI値が高ければ高いほど糖質の吸収が早く、遅いほどゆるやかである事を示す。

1位…黒砂糖 99   2位…アンパン 95   3位…フランスパン 93

一方、バナナはというと、GI値は55…。バナナから摂取した糖質がエネルギーとして使えるのは、なんと3日後なのである!

次回予告

現役時代、3度の3冠王を獲得した中日ドラゴンズの落合博満監督。
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