勝利の後味。
先月挑戦した蓼科山の登山。
山頂への最後の登りには、真っ白な急斜面が待っていました。
体力的にも精神的にもツライ状況での最後の試練・・・。
「こんな所、登れるのか!?」
自分に問いかけ、出る答えは常に「YES!」
アイゼン(靴裏に装着する滑り止めの金属の爪)と自分の脚力を信じて
なんとか登頂に成功しました。
山頂は、ゴツゴツした岩だらけで雪はありません。
それまで雪の斜面を歩き続けていただけに、山は不思議です!
「自分はあの雪の斜面を登りきった!」
そんなことを考えながら山頂で食べるおにぎりが最高の贅沢。
勝利の味を噛み締めます。
しかしその時、僕は気付いていませんでした・・・。
同じ道を戻らなければならないことを!
最後の急斜面は、上から覗き込んでも行き先が見えないジェットコースター状態。
「僕は家に帰れるのか!?」
自分に問いかけますが、答えは返ってきません。
結局、山頂から伸びているロープに必死にしがみつきながら無事下山。
自信をもって自分に「YES!」と言えるよう、トレーニングな毎日は続きます!