三寺まいり
先日「UP!」の中継と特集の取材で飛騨市古川町の「三寺まいり」に行ってきました!
200年以上続いている地元の伝統行事で、毎年1月15日の夜に親鸞聖人のご遺徳を偲んで、その名の通り三つの寺をお参りします。
まず目に入るのが、通りに並ぶ雪で出来た「巨大ろうそく」!ドーン、ドーンと至る所でそびえ立っています!
ろうそくの灯りは、川沿いにも…。
「千本ろうそく」と呼ばれるもので、願いや感謝の気持ちを込めて赤と白の「和ろうそく」を奉納します。
近年は縁結びのイベントとして、恋愛成就の祈願が「白」、お礼参りは「赤」のろうそくを灯すんだとか…。
私も奉納させて頂きました!勿論、白い方を…(笑)
「三寺まいり」に欠かせない「ろうそく」。
きっかけとなったのは、三つの寺に毎年奉納される大きな「和ろうそく」です。
「1年に1回、みんなが拝む特別な炎だから」と、古川で230年続く和ろうそく店、7代目の三嶋順二さんが心を込めて作り続けています。
伝統の技が作り出すその炎は、風が吹いても消えにくく、踊るように燃えるのが特徴です。
激しく揺れて燃える様は、まるで生きているかのよう…
不思議な魅力を放っていて、見ているだけで自然と心が落ち着きました。
和ろうそくの炎、本堂の厳かな雰囲気…
手を合わせる度に少しずつ自分自身を静観する事ができ、3つ目の寺では、おのずと感謝の気持ちが湧いていたから不思議です。
ずーっと続いてほしい、日本が誇る「心」の伝統行事だなと感じました!
来年も1月15日の夜に開催されます。
優しい和ろうそくの灯りと、古川の情緒溢れる雪景色にきっと心癒されるはずですよ…!!