防災の日
関東大震災から85年。
9月1日は防災の日でした。
自宅の防災袋の中身を再確認した方もいるでしょう。
「最大1万1千人死亡」
「もし、東海地方で大規模な直下型の地震が発生し、
名古屋市東部などで震度7の揺れを観測したら・・・」。
内閣府の中央防災会議の被害想定が、発表されました。
恐ろしい数字が並びます。
・建物の全壊や消失は30万棟
・東海道新幹線は10ヶ所で脱線し最大100人の死者
・帰宅困難者は東海3県で96万人、
・避難者は最大250万人
東海地方で約4人に1人が避難者となる計算です。
あなたの住まいの耐震性は大丈夫でしょうか?
倒壊の恐れがある木造建築については、
東海地方の多くの自治体が無料耐震診断を行っています。
また、家がどんな地盤の上に建っているかを知るのも重要です。
愛知県は4月、地盤の状態を知ることが出来るHP「防災学習システム」を開設しました。
自分の住まいの住所を入力すれば、その土地の地盤について知ることが出来ます。
ほんの少しの番地の違いでも、予想震度が違い驚きます。
これは、以前その場所がどんな土地だったかに関係します。
沼地だった土地、谷に土を盛って造成した土地、山を切り崩した土地など。
冒頭に紹介した直下型地震が今後30年以内に東海地方を襲う可能性は低いとのことです。
ただ、「東海地震」が今後30年以内に発生する可能性は 86%とされています。
これは「明日起きてもおかしくない」とされる数字だといいます。
まさに、今そこになる危機です。
我が家でも、あらためて地震が発生した場合の集合場所を確認しました。
どのくらい準備をすれば十分かはわかりません。準備の度合いも人それぞれでしょう。
ただ、「明日起きてもおかしくない」、それが東海地震なのです。