佐藤 裕二

PROFILE

ニュースの時間

4年に一度の勝負の舞台

北京オリンピック開幕。
北島、スゴイ!谷本、スゴイ!
チームジャパンはなにやら良いムードです。

谷本選手の連覇で、地元・安城市は大いに沸きましたが、
東海地方からは多くのアスリートが出場しています。

ハンマー投げの室伏宏治選手にも連続金メダルの期待が。
小柄な日本人選手には不利な種目。
しかし室伏選手は技術でそれをカバーします。
なんと言っても現役アスリートとしては日本初の博士号取得。
論文のテーマは「ハンマー頭部の加速についてのバイオメカニクス的考察」。

う~ん、難しい。
力ではなく技で勝つのが室伏選手。
細かな技術で世界のトップに躍り出た日本のモノづくりのようです。

室伏選手は常にハンマー投げのことを考えています。
相撲部屋の朝稽古を見学した際も、
彼の感想は「面白いな~」ではなく、「あの力士は軸がしっかりしてます」。
フラメンコの公演を見たときも「華やかだね~」ではなく、
「バネがすごい。体の使い方が上手い」。
常に、技術の向上に参考になるものはないかと観察している訳です。
室伏選手の高速ターンに注目してください。

女子レスリングも大注目。
栄和人監督はスキンヘッドがトレードマークですが、
「吉田沙保里が金メダルを獲得したら、カツラをかぶってマットに上がる」と
意味不明の公約。
カツラでも何でもかぶってもらいましょう。

アスリート達が4年間の成果をぶつけるオリンピック。
一瞬一瞬が見逃せません。