佐藤 裕二

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ニュースの時間

名古屋に『お受験』の波、到来!?

1月中旬、いよいよ大学受験シーズン到来ですね。
私が初めて受験を経験したのは15歳、高校受験。倍率も1.4倍くらいだったか、受験戦争という感じではなく、のん気なものでした。

今の子どもは大変そう。

ついに名古屋にも「お受験」の波、到来!?
名古屋で初めての共学の私立小学校が来春開校。ご存知、南山小学校です。正確には復活です。
南山小学校は1936年(昭和11年)に設立されましたが、戦時下という社会情勢の中、5年で廃止となりました。


その後、名古屋市内の私立小学校は椙山女学園のみ。
今回共学の南山が復活するとあって注目を集めています。
どですか!」の「こども白書」のコーナーでも特集しました。


どんな小学校になるんでしょうか?
授業は基礎学力重視とのこと。
国語は1年生から週10時間で公立の2倍。英語は1年生から毎日20分。理科の時間に使用するプラネタリウムまであるんだそう。その他にも、食育として給食に世界の料理が出たり、陶芸の時間やテーブルマナーの授業もあるそうです。
制服も、男の子は紺色の半ズボンのスーツに紺色のハンチング、茶色のランドセルとカワイイ。
南山小は、確かに特色があって人気が出そうです。

気になるのはやっぱりお金。
入学金が20万円、授業料が年50万4千円、施設設備費というものが年12万円、給食費が年約12万円というわけで入学時には100万円近く必要になります。


名古屋の進学塾も準備を始めています。ある塾の先生は入試説明会を“偵察”。「なにか入試対策に役に立つかと思って」。別の塾の先生は「名古屋の受験に対する考え方を変えるきっかけになる」と話します。名古屋のセレブママからは「南山小学校でのママ同士のお付き合いもあるだろうし、今のうちから南山の近くのスポーツジムにでも通おうかしら」といった声まで聞かれます。

受験を必要とする小学校は、関東には約90校、関西には約40校あり、名古屋はまだまだ少ないですが、南山小学校開校が一石を投じることは間違いありません。