挑戦の春
プロ野球の開幕(3月26日・金曜)が、近づいてきました。
今年のドラゴンズは、ルーキー達が本当に目立ってます。
一番星は、享栄高校から駒澤大学、日本生命を経てドラフト5位で入団した
大島洋平選手(名古屋市緑区出身)。
「キャンプでプロのボールを初めて見たときは驚きましたが、今は毎日納得して終われています」と
話すその顔つきも、自主トレのときに比べ精悍になってきました。
いろんな場面での対応力を見るにつけ、いぶし銀の選手に成長する予感、楽しみです。
さらにはブーちゃんに、W松井!
我々報道陣も、ルーキーの動向を追うのに大忙しです。
開幕1軍、いや開幕スタメンに向けて
ルーキー達の挑戦は続きます。
春のセンバツ高校野球の開幕(3月21日・日曜)も近づいてきました。
注目は中京大中京。
灼熱の太陽の下、頂点にたったあの日から早7ヶ月。
堂林も山中も河合完治ももういませんが、
日本一を決めたバッテリー、森本・磯村がチームを引っ張ります。
深紅の大旗の隣に紫紺の大旗を並べるべく。
新生中京大中京の挑戦が始まります。
そして、
「もう一度白球を握りたい」。
そんな若者たちの思いを受け止めようと立ち上がった大人たちがいます。
NPO法人(申請中)「ルーキーズ」。
高校の野球部を退部したり高校を中退した若者達が
再挑戦する硬式野球チームの設立を目指しています。
代表は、社会人野球出身で、愛知県立緑丘商業高校の監督も務めた山田豪さん。
監督は、ドラゴンズの岩瀬仁紀選手を育てたことでも知られる
愛知大学硬式野球部元監督の桜井智章さんです。
3月6日に名古屋市内で開かれた相談会には、10人ほどの若者や親御さんが
訪れました。
東海地方の私立高校を一年の夏に中退した、稲沢市の19歳の男性は
部室内で先輩から必要以上の指導を受け退部。
スポーツ推薦入学だったために、高校を中退し
悔しくて、号泣しながら帰宅したそうです。
しかし今、もう一度野球がしたい、野球が出来るかもしれない
心躍らせています。
まだハードルはいくつかあります。
部員は集まるのか、それぞれの技術は、
でも今は、とにかく前を向いて。
夢はでっかく、
桜井監督は「都市対抗野球で東京ドームに行くことが目標」と話します。