佐藤 裕二

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ニュースの時間

民主主義のつくしんぼう

挨拶を求められマイクを握る河村市長(3月15日)

名古屋の河村たかし市長の二大公約の一つ「地域委員会」のモデル実施が、
8つの小学校区で始まりました。

緑区・桶狭間学区の第1回地域委員会が開かれた3月15日の夜、
河村市長も会場を訪れ、最後まで会議の様子を見守っていました。

「桶狭間の戦いのイベントを秋にも開催したい」と提案する
副委員長の高瀬喜祥さん(3月24日)

桶狭間学区のテーマは「安心安全で魅力あるまちづくり」。

1回目と2回目(3月24日)の地域委員会では、
9人の委員だけでなく、会場の公民館に集まった50人ほどの地元の人達が次々と手を挙げ、
どうすれば「安心安全で魅力あるまちづくり」ができるのか、たくさんの意見が出ました。
提案を付箋に書いて発表し、ホワイトボードに張っていくという形式です。

その意見がまた、地元の人ならでは・
「○○ 町の通学路の歩道がでこぼこなので修繕して欲しい」
「○○工場の前の道路は、夜暗いので街路灯を設置したら良いのでは」
「桶狭間の戦いの史跡の案内板を設置した方がいい」
「公民館の便所を修理して欲しい」
「住民のコミュニケーションと防災訓練の両立を目指した、運動会を開催したい」
など。

熱気溢れる会場

地元の人にしか分からないであろう意見が相次ぎました。

そこに私利私欲はなく、
みなさん、地域の今、地域の子ども達のこと、お年寄りのこと、
地域の将来を思っての発言だったように感じました。
言うなれば「大人の素敵な学級会」。
桶狭間学区では、今後テーマを絞り込み、
4月25日に予算の使い道が決まります。

きっとこれから、課題が色々と出てくることでしょう。
本格実施となるのかどうかも、市議会での議論はこれからです。

河村市長曰く「民主主義のつくしんぼう」。
今後も見守って行きたいと思います。