大学時代の自分に会いに
匂いは記憶を刺激するといいます。
先日、とても懐かしい香りをかぎました。
アップルパイの香ばしく焼ける香り。
バジルソースの、なんとも新鮮な香り。
香り高いコーヒーも、鼻をくすぐりました。
大学時代のアルバイト先だった新宿のレストランで、
当時一緒にアルバイトしていた仲間が集まりました。
香りもそうだけど、
昔集っていた仲間達に会うと、
その時に一気に逆戻りしてしまう。
アルバイト先を卒業してからもう何年も経つのに
その当時の記憶が鮮明によみがえってきて、
思い出話は尽きませんでした。
でも、今はみんな子どももいる
お父さん・お母さん。
確実に時は進んでいるなぁと
この空間を不思議に感じてしまいました。
元・アルバイト先のお店で
当時の仲間で集まれるなんて
数年前には想像していませんでした。
しかも、驚いたことに、
私たちがお店に行った10日後に、レストランは閉店してしまう、ということが
お店に行ってから分かったんです。
このタイミングを逃したら、
一生、大好きだったアップルパイをみんなで食べることは出来なかった。
そう思うと、とても運命的なものを感じてしまって、
きっと、ずっとこの仲間の関係は、続くことが出来るなぁって、
とても感慨深く、嬉しく感じたのでした。