伝統の「のぼり鯉」
♪ やねよりたかい
こいのーぼーりー♪
もうすぐこどもの日。
兄がいるので
子どもの頃は
庭にポールを立てて
大きな鯉のぼりが空を泳ぐのを
兄弟で嬉しく眺めていました。
この時期になると思い出します。
でも今年、私にとってもうひとつ
特別な鯉のぼりが出来ました。
先日取材させていただいた
岐阜県の鯉のぼり。
伝統の美濃和紙で作られています。
江戸時代から続くと言われている
美濃和紙の鯉のぼり。
その名も「のぼり鯉」。
当時、布は贅沢品で
紙で作った鯉のぼりが流行していました。
でも、職人の数は時代とともに減少。
今では、この小原屋一軒になったそうです。
部屋の中でも
風がなくても
ピンと勇壮に泳ぐ鯉のぼり。
河合さんは
「のぼり鯉がまずは明日へつながり、そしてそれが子から子へとつながってほしい」と話します。
私の作らせて頂いたこののぼり鯉も
いつか子どもへと受け継がれる日が来るのかな。