心強い働くクルマ
日本にたった2台しかない水陸両用車が愛知県岡崎市にあります。
その名も「レッドサラマンダー」。
岡崎市消防本部の中消防署に配備されています。
10年前、日本で最初に配備されたのが岡崎でした。
その後大阪市にも配備され、日本に2台となりました。
レッドサラマンダーは、水深1.2メートルまで走行可能。
約30度までの坂道を上ることができ、最大60センチの段差を乗り越えることができます。
土砂崩れで寸断された道や浸水地域などのあらゆる災害現場での救助作業が可能である、
このレッドサラマンダーが、なぜ日本で最初に愛知県岡崎市に配備されることになったのか。
その理由には、岡崎市が日本のほぼ中心にあるため、東西どちらにも出動しやすいことなどがあげられます。
6月2日から降り続いた雨で、冠水などの被害が出た岡崎市。
レッドサラマンダーの出動で水に浸かった車や浸水した住宅から6人が救出されました。
初めて地元・岡崎での出動となったレッドサラマンダー。
岡崎市 中消防署の鈴木健一消防指令は、「もちろん災害がないことが一番です。ただレッドサラマンダーが地元にあったことで助かった人がいるという実績は大きい」と話します。
岡崎にレッドサラマンダーがいてくれる。
同じ愛知、東海三県に住む者として、これほど心強いと感じることはありません。
まだ大雨シーズンは続きます。
油断することなく、しっかり備えるようにしてください。自戒も込めて…。