夏を告げるもの
6月27日、土曜日。
中京大学文化市民会館で、今年の夏の高校野球愛知大会の抽選会が行われました。
今年で91回を数える愛知大会。
90回の記念大会となった去年は、愛知を東西に分け、
西愛知からは東邦高校、東愛知からは大府高校が甲子園に出場しました。
今年、愛知から甲子園に行けるのは一校のみ。
出場184校が、たった1枚の甲子園行きの切符をめぐり、熱い戦いを繰り広げます。
抽選会の取材では、
どことどこがぶつかるのか、強豪同士の注目カードはあるのかなど、
気になることが色々あります。
そんな中で、私が抽選会で一番注目していたのが、
どの学校のキャプテンが選手宣誓をするのか、ということ。
毎年、力強い選手宣誓を聞いて「あぁ、今年も始まったな」と実感します。
私にとって選手宣誓は、「熱い夏の始まりを告げる」大切なものなのです。
抽選の結果、今年の選手宣誓を務めるのは
至学館高校の中島槙吾主将に決定しました。
中島主将は「緊張はしますが、大きな舞台なのでやりがいはあります。」と
やる気を見せてくれました。
さらに、「184校の代表に恥じない、184校1人1人の甲子園への強い思いを
自分が言葉で伝えたいです。」と力強く話しました。
どんな言葉で「甲子園への強い思い」を伝えるのか。
7月11日、土曜日。
名古屋の瑞穂球場で、今年の夏の高校野球、第91回愛知大会の開会式が行われます。
今年は、中島主将の言葉が、夏の始まりを告げます。