一度手にとってみてください。
個人的に大好きなのに、読書が趣味というぐらいの人にしか知られていない
作家っていませんか?
「○○の作品好きなんだよねぇ。」と言うと、
「誰それ?」と言われてしまう作家。
私にとっては、大崎善生さんと本多孝好さんがそれに当てはまります。
大崎さんは「パイロットフィッシュ」や、
その続編で、阿部寛さん松下菜緒さん主演で映画化された「アジアンタムブルー」が有名です。
そして、本多さんは「真夜中の五分前」では直木賞にノミネートされ、
「MOMENT」は最近、私の家の近くの書店で猛プッシュされています。
この二人に共通していると思うのは、文章がとても美しいということ。
もちろん、私個人の感じ方なので違った捉え方をする人いると思いますが。
一文一文の言葉がとてもキレイで、読むと何だか心が洗われる、
そんな気分にもなります。
さらに読者のイメージを掻き立てるような描写力も魅力の一つではないかと思います。
自分も言葉で、これほどの描写ができればなぁと感じさせられることも・・・。
お二人とも、まだそこまでたくさんの作品を出しているわけではないため、
文庫派の私としては文庫化されるのが待ち遠しい作品もあります。
「まだかなまだかなー」と、待ちわびている今日この頃です。