竹田 基起

PROFILE

三度の飯と
「本」が好き

夢への挑戦

7月6日(土)、高校野球の愛知大会が開幕しました。
今年は第95回の記念大会ということもあり、瑞穂球場に参加190校189チームが集結しました。

1チーム20人ですから、単純計算で約4000人が一同に会しているわけです。
その景色といったら、それはもう、壮観でした。
この中から、甲子園の黒土を踏むことを許されるのはたったの1チーム。
そのための切符を手に入れるための戦いが始まったのです。

絶対的な優勝候補がいない今年の愛知大会。
2009年に中京大中京を全国制覇に導いた中京大中京の前監督・大藤敏行さんも「今年は、本当に横一線。どこが優勝するのかまったくわからない」と話していました。

選手宣誓を務めた名古屋国際高校・小川寛斗主将(3年)は、
「すべての人へのありがとうの気持ちを一球一打に込め、
多くの人に感動、勇気、そして笑顔を届けたい」
と、高らかに宣言しました。

選手一人一人に物語があります。
それを少しでもみなさんにお伝えできるよう、我々メ~テレ高校野球班一同、暑い夏に、熱い気持ちをもって取材に臨みます!

★☆今回の一冊☆★
「カラスの親指」道尾秀介
2011年に「月と蟹」で、5回目のノミネートにして直木賞を受賞した道尾さんが、初めて直木賞候補になったのがこの作品「カラスの親指」です。
去年、阿部寛さん主演で映画化もされました。
人気のあるミステリー作家であるにも関わらず、私にとって、これまで手に取ることのない作家さんでした。
今回読んだきっかけは、前回のブログで紹介した近藤史恵さんの作品のときと同じで、新潮社から出ているオムニバス短篇小説「Story Seller」に道尾さんの作品が載っていたこと。
この作品を読んでいて最も感じたのは、登場人物の動きが映像で見ているように目に浮かぶということでした。
それだけ、心情だったり、行動だったりの描写が優れているのだと思います。
最後の最後で明かされる意外な事実。これには本当にビックリさせられました!
あなたは、衝撃の結末に驚かずにいられるでしょうか。