世界三大映画祭の一つ、カンヌ国際映画祭。
そのカンヌで「ある視点」部門のオープニング作品に選ばれたのが、
映画「あん」。
樹木希林さんや孫の内田伽羅さん、永瀬正敏さんたちがレッドカーペットを歩きました。

日本で５月３０日に公開されると、立ち見が続出する映画館もあるなど
大ヒットしています。
名古屋の伏見ミリオン座では、当初一日２回だった上映回数を４回に増やし、朝８時からのモーニング上映も行っています。
劇場関係者の方は「連日チケット完売で５０人ほどの方が入れず、お断りしている状態」と話していました。
世界的にも好評で、すでに約４０カ国での上映が決定しているということです。

先日名古屋で行われた舞台挨拶では、通常禁止される挨拶中の写真撮影が自由！
訪れたみなさんは、そのサプライズに驚きの声をあげていました。
舞台挨拶後には、即席のサイン会も実施。限られた時間、限られた人数ではありましたが、河瀬直美監督、永瀬さん、原作のドリアン助川さん、主題歌を担当した秦基博さんのファンを大事にする姿に感動！
「あん」ビリーバブルでした！！

☆★今回の一冊★☆
「あん」ドリアン助川
映画「あん」の原作。ドリアンさんが構想から２０年以上かけて書き上げた小説です。
国内では１２万部を超えるベストセラーになっていて、海外での出版も決まりました。
映画と原作で、ラストの描き方が違います。
ドリアンさんは、「実はラストだけで１２回書き直した。映画のような終わり方もあった。でも、小説では読む人の読後感を大切にしたかったから、あの形になった」と教えてくれました。
原作から入るもよし、映画から入るもよし、どちらからでも心から感動できる作品です。
ぜひ楽しんでみてください。