【:2009年4月分:】
 このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
 名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
 名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2009年度放送番組審議会委員(敬称略)
~8名~
委 員 長 佐分晴夫 (名古屋大学理事・副総長)
副委員長 谷川憲三 (株式会社第三銀行代表取締役会長)
委 員 岩田義文 (イビデン株式会社代表取締役会長)
小林かおり (同朋大学文学部教授)
春名幹男 (名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授)
北村明美 北村法律事務所弁護士
加藤太郎 日本ガイシ株式会社代表取締役副社長
和田伸一郎 中部大学人文学部コミュニケーション学科専任講師
第503回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成21年4月15日(水) 15:30~16:50
委員長 佐分晴夫
副委員長 谷川憲三
委 員 岩田義文
小林かおり
春名幹男
北村明美
加藤太郎
和田伸一郎
~以上8名~

議事の概要
(1)業務報告
  • BPO委員会決定報告など
  • 全国放送番組審議会委員代表者会議について

(2)3月27日(金)放送 「責任の所在~耐震偽装事件で行政に初の 判決~」を審議

委員の主な意見です。

  • 地元の事件について地元の局でしかできない丁寧な取材をもとに、視聴者にしっかりとしたメッセージを伝える上質なドキュメンタリーに仕上がっていた。
  • 行政にも責任があることを、裁判を通じて明らかにした特筆すべき秀作。
  • 実際にどのような偽装がなされたのか、CGで表現され、わかりやすかった。
  • 判決直後のタイムリーな放送で、事件の理不尽さ、主人公の無念さが非常に伝わった。
  • タイトな演出・人間ドラマに引きつけられた。
  • 人間ドラマを強調しすぎ、作り手の感情はよりおさえるべき
  • 民営化のもたらした問題など、国の責任にも踏み込んで欲しかった。
  • 民営化の問題は関係ない。
  • 他の偽装物件の事例はどうなっているのか知りたかった。
  • 放送時間が悪い。もっと見やすい時間での再放送をのぞむ。
などのご意見が出されました。

局側は

「関係資料と裁判記録、証言と、再建にかける人間ドラマを織り交ぜながら描いた。CGなど使い、偽装の実態をわかりやくと心がけた。指摘していただいた点を考慮し、引き続き取材を続けたい」

などと答えました。


(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は5月13日(水)午後3時30分~です。
審議番組は「どですか!」です。