【:2009年9月分:】
 このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
 名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
 名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2009年度放送番組審議会委員(敬称略)
~8名~
委 員 長 佐分晴夫 (名古屋大学理事・副総長)
副委員長 谷川憲三 (株式会社第三銀行代表取締役会長)
委 員 岩田義文 (イビデン株式会社代表取締役会長)
小林かおり (同朋大学文学部教授)
春名幹男 (名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授)
北村明美 北村法律事務所弁護士
加藤太郎 日本ガイシ株式会社代表取締役副社長
和田伸一郎 中部大学人文学部コミュニケーション学科専任講師
第507回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成21年9月9日(水) 15:30~17:40
委員長 佐分晴夫
副委員長 谷川憲三
委 員 岩田義文
春名幹男
北村明美
加藤太郎
和田伸一郎
~以上7名~

議事の概要
(1)業務報告
  • 「第15回プログレス賞」Bブロック選考結果

(2)放送番組全般について審議

委員の主な意見です。

  • 犯罪者や不幸な人を取り上げるニュースが多すぎ、報道と現実のずれがある。幸せや良い人を伝える報道がもっとあっても良い。
  • 最近のキー局のニュース番組はコメンテーターやキャスターが自分たちの意見を押し付け過ぎではないか。発言の影響力を考えて欲しい。
  • 報道は「なぜ」を問う姿勢が大事。単なる批判に終わっているのではないか。視聴者に考えさせる工夫が欲しい。
  • メ~テレのドキュメンタリーの制作件数が下がっている。制作方針が変わったのだろうか。
  • 裁判員制度の報道が気になる。珍しいものを見るような一面的な報道が多すぎる。裁判員制度の問題点を厳しく報道してほしい。
  • 地域の情報を大事にし、ドキュメンタリー制作や双方向の番組を充実してもらいたい。
  • 「ネット」との棲み分けの中で、テレビはニュースの解説とかドキュメンタリーを充実させたら良いのでは。
  • ほとんど広告収入という民放の構造を乗り越える仕組みを考えられないか。
  • 集中豪雨的な報道は国民が足元を見えなくしてしまう。やめてほしい
  • 世論の流れ、流行を増幅する形のニュースが多い。少数意見を取り入れる勇気、それをどこにどうやって配置するのか考えてもらいたい。
  • 60年代生まれの真のテレビっ子世代を取り込み、親子で楽しめる番組を制作して欲しい。
などのご意見が出されました。

局側は

  • 大変よく番組を見ていただき、視聴者という立場から鋭い意見をいただいた。我々としては、日ごろ気をつけていながら、実は案外チェックができていなかった点をご指摘いただいた。報道の中で一つの方向に向かっていってしまう危険性、裁判員裁判、選挙の報道の中で、問題点に対する考え方が一面的にならないようにして欲しいというご指摘は、大事なポイントと受け止めました。「ネット」とのコラボレーションということは、我々も日ごろ話をするが、「ネット」との差別化という形でお話いただいたいくつかの点は、大変参考になります。今後の社業に生かしていきたいと思います。

などと答えました。


(2)次回開催予定
次回の放送番組審議会は10月14日(水)午後3時30分~
審議テーマは、未定です。