【:2010年3月分:】
 このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
 名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
 名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2009年度放送番組審議会委員(敬称略)
~8名~
委 員 長 佐分晴夫 (名古屋大学理事・副総長)
副委員長 谷川憲三 (株式会社第三銀行代表取締役会長)
委 員 岩田義文 (イビデン株式会社代表取締役会長)
小林かおり (同朋大学文学部教授)
春名幹男 (名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授)
北村明美 北村法律事務所弁護士
加藤太郎 日本ガイシ株式会社代表取締役副社長
和田伸一郎 中部大学人文学部コミュニケーション学科専任講師
第512回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成22年3月17日(水) 15:30~17:00
委員長 佐分晴夫
副委員長 谷川憲三
委 員 岩田義文
小林かおり
北村明美
加藤太郎
和田伸一郎
~以上7名~

議事の概要
(1)業務報告
  • 2010年度4月編成及び改編について
  • BPO「拉致被害者家族からの訴え」委員会決定について

(2)2010年2月13日(土)放送『テレメンタリー2010「2つのパスポート~私の国 母の国~」』について審議

委員の主な意見です。

  • 子供が自分自身について思うこと、親は子供に対して何が出来るのかが良くとらえられ感動的だった。
  • 家族の絆の深さに涙を誘われた。
  • 主人公の笑顔が素晴らしく、カメラも家族の自然な姿を写し出していた。
  • 印象的な映像、言葉がきちんととらえられている。
  • 国籍の問題を視聴者に気づかせた。
  • 日本の国籍法の血統主義に問題があることを指摘した。
  • 日本人になる意味を考えさせてくれた。
  • 外国人参政権が問題になる中でのタイムリーで意義深い放送だった。
  • 国籍を失うことへの母親の悲しみ、思いがもう少し伝わればよかった。
  • 日本代表のためか、純粋に日本人になりたいのかよくわからず、感動が減殺された。
  • 日本の法制度を批判するよりも、国籍や母国とは何かというところを深く掘り下げればよかった。
  • これからも肌の色が違う主人公が、日本人してどう生きていくのか追い続けて欲しい。
などのご意見が出されました。

局側は

  • 一つの新聞記事に着目し、「UP!」の特集として取材を続けた。帰化の問題で揺れるガーナ人家族の姿を通して、国籍とは何か、日本人とは何か、視聴者の方々に考えるきっかけになればという思いで番組化した。
  • 主人公の明るいキャラクターを前面に出すことも考えたが、24分という番組の短い枠の中で、今回は国籍とは何かという問題を投げかけることにした。母親のガーナへの思いをもう少し描くべきだった。
  • 今後も主人公の成長をつぶさに取材していく。近々彼女の個性に特化した1時間の特番も制作する予定。

などと答えました。


(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は4月14日(水)午後3時30分~
審議テーマは未定です。