◇ 『BellaⅡ』についての審議 |
平成12年4月1日(土)から、
毎週土曜日 午前10時25分~11時35分の生放送。 |
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若い女性のセンスで、若い女性たちの世界をとらえようとする狙いだと思うが、物質的な欲望が前面に出ていて、女性の一面しかとらえていない
のではないか。また、週末土曜日の朝で、いろいろな人が見られる時間帯 であり、もっと幅広い層の視聴者を対象にした番組づくりにしたらどうか。 |
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娯楽情報番組で、旅行やファッション、料理など、若い女性向けに軽い
のりでポンポンとやっていて楽しめる。情報を消費していく番組だから、これはこれでいいのではないか。3人のキャスターの他に、もう一人アナウンサーが後ろで支えているが、それが番組の構造全体に落ちついた印象を与えている。 |
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クイズやプレゼントを多くして、視聴者の関心や興味をつなぎ止めようとしていると感じるが、4月29日の放送のように、あまりやり過ぎると、番組のグレードだとか、品位が下がってしまうのではないか。やはり限定
的にやるべきだ。 |
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応接セットの椅子が深く、テーブルが低いので、キャスター3人の姿勢
が悪いのが気になる。ニュースステーションのような、かたい番組ではないので、事務机のように高くするとリラックス出来ない面もあるかと思うが、工夫して欲しい。モニター画面に見入っていた3人が、前かがみの姿勢から一斉に起き上がったりするのは、決して見栄えのいいものではない。 |
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番組全体に活力があって、軽い感じの、あまり負担を感じさせないつくりに仕上がっている。また、スキャンダラスなこととか、事件めいたものとか、うわさ話風なものは、ここでは一切出てこないというのがいい。そういった番組は結構あるので、図式が単純化されているところが救いになっている。ただ、それだけでいいのかなという面はある。 |
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名古屋ローカルの番組で、京都弁が出てくるのが気になる。また、司会の3人の会話が重なり過ぎて、一人ひとりの言葉が聞き取りにくいので、順番に話してもらいたい。オセロのふたりは言葉づかいや、語尾をひっぱる話し方が耳障りだ。話していることがあいまいに聞こえる。 |
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女性を消費の対象として見ているのではないか。制作者が、女性を型にはまった画一的なイメージに追い込んでいるという気がする。今、女性の時代と言われる中で、本当にそういう風なとらえかたでいいのか。マスメディアが、女性をきっちりととらえておかないと、大きなしっぺ返しが来るのではないか。 |
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心理学者が出てきて「危険なおんな度」というコーナーがあったが、嘘
っぽく、取り上げ方に問題があると感じた。「危ない女の典型は、お嬢様 風だとか」規定されていたが、心理学的なものを取り扱う場合は、インパクトが大きいので、基本的な概念の言葉の使い方を、もっと慎重にやってもらいたい。内容がきちっとこなされていないと感じた。 |
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イタリア人のジローラモが料理をつくるが、もっと料理を通じて「文化の違い」が話題になってもいいのではないか。チーズが出てきて、ジローさんが、「名前を覚えてください」と言っていたが、彼は、自分の国の文化や言葉を大事にされたいと思っていると思う。チーズの名前はどういう意味なのか、どこで買えるのか、といったことが話題になれば、深みが出てくると思う。 |
以上のような意見が出されました。 |
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