◇ 『ほんパラ!関口堂書店』についての審議 |
平成12年4月29日(土)から、
毎週土曜日 午後8時00分~8時55分放送 |
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読書の習慣が身につきにくい現代で、テレビが読書を薦める事 は意味あることだ。童話の紹介もあり、家族全員で楽しめる番組 だ。全体の構成もしっかりしている。一社提供のスポンサーもう
まく番組に取り込んでいる。 店員役の橋田壽賀子さんは突出し ている。 本を薦めるポイントをもっとはっきりしたほうが良い。 |
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活字離れが危惧される時代に、本に興味を持たせる試みとして はうまいやりかたで、狙いは成功しており、番組に新鮮さを感じる。 活字では感じられない作者の意図や思いが、映像化されると新しい
面が見える。 |
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再現ドラマで本を紹介する手法に偏っていないか。ドキュメン タリーの手法で原作者に迫る方法もあるのでは。 バラエティタレントの推薦では迫力がない。一夜漬けの紹介は止め
たほうがいい。 |
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タイトルの付け方がキワモノ臭い。「今すぐ結婚できる本」「 今すぐ美人になれる本」など俗っぽい。上品なタイトルにならな いものか。
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普段自分では買わない異質な本が紹介されるので興味が持てる。 民放の番組の程度が低いという声に一矢を報いる番組だ。バランス
もいいし、さらに充実してほしい。 今後は「キレない子供を育てる本」などカレントな話題が重要だ。 童話コーナーはテーマがこじつけと感じられ、蛇足の印象がある。
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本や活字の世界を視聴者に見やすく作り上げているが、欠けて いるのは読書には批評の精神が必要で、これがあれば内容に厚みが 増す。
読んだような気にさせて終わるか、買う気にさせるかが成否の分 かれ目だ。買ってでも読ませるのが最終的な番組の狙いと思うし、 またそうなってもらいたい。
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童話のコーナーがあるにはいい。大人でも児童文学から学ぶことは多い。 童話は短編が多いし、いろいろな人に良さを訴えるべきだ。
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以上のような意見が出されました。 |
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