名古屋テレビ

  番 組 審 議 会 だ よ り 

 
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき 名古屋テレビ放送の番組審議会の議事の概要をお知らせする ページです。
名古屋テレビ放送の番組審議会委員は11名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放 送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

名古屋テレビ放送では、番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「オンブズ11」の中でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
 
平成12年度放送番組審議会委員(敬称略)~11名~
委  員  長 塩 澤 君 夫 (名古屋大学名誉教授)
副 委 員 長 楠 田 堯 爾 (弁護士)
委      員 関 谷 崇 夫 (名鉄副会長)
磯 部   克 (日本ガイシ副社長)
石 塚 正 孝 (JR東海専務)
木 全 純 治 (シネマスコーレ支配人)
小川クリスティーン (金城学院大学客員助教授)
赤 塚 行 雄 (社会評論家)
伊豫田 静 弘 (知立市文化会館長)
足 立 邦 彦 (エヌ・ティ・ティ・ドコモ 東海社長)
高 田 弘 子 (都市調査室代表)


  第416回
名古屋テレビ放送番組審議会
 
開  催  日 平成12年7月19日(水)
出 席 委 員 委  員  長 塩 澤 君 夫
副 委 員 長 楠 田 堯 爾
委      員 関 谷 崇 夫
磯 部   克
石 塚 正 孝
木 全 純 治
赤 塚 行 雄
伊豫田 静 弘
足 立 邦 彦
高 田 弘 子
 
~以上10名~



 議題  ・ 局側の事業報告
  ・ 『夜だMONDE』について
  ・ 放送番組全般について
  ・ 平成12年8月の放送番組についての説明
  ・ 事務局報告その他




議 事 の 概 要
◇ 事業報告(桑島社長)
   
 6月25日の衆議院議員総選挙で「選挙ステーション2000」の特別番組を放送しました。久米宏が司会をした、19時50分からの第1部は視聴率が13.9%でこれはNHKの16.1%に次いで2位で民放では1位でした。続く23時30分から田原総一郎が司会をした第2部は7.2%で、こちらもNHKについで2位でした。今回の選挙速報番組で各社が競った、各党の獲得議席数は、注目の自民党で当系列は236議席で実数は233議席と3議席の差で、TBSは250、日本テレビが235、フジテレビが240、NHKは218~241と予測しました。
 7月3日から名古屋テレビのホームページをリニューアルしました。名古屋テレビで放送したニュースが動画と音声、そして文字で見られるようにするとともに、すべての携帯電話に公式サイトを登録してニュースや天気予報はもちろんのこと、番組と連動したグルメ情報やおでかけ情報などを無料で提供するサービスを始めました。またインターネットの双方向性を生かしたネット上の会員組織として「ebi倶楽部」を作りました。ebiとはeverybody,broadcast,internet,の頭文字をとったネーミングで、地上波とインターネットの融合をイメージしています。会員には番組関係のメールマガジン配信や飲食店の優待サービスなどの特典が受けられます。
  ( 以 上 ) 
 
 
 
 




◇ 『夜だMONDE』についての審議
 平成12年4月21日(金)から、
毎週金曜日 午後11時09分~11時54分放送
   
 飲んだり、食べたり、遊んだりする情報を提供するとともに、いまの世相の一部分をバラエティ感覚で紹介している。たくさんのテーマを取り上げてはいるが、番組として何を狙っているのか、制作意図や目的が分からない。
 とかく難しくなりがちなものを、なかなかおしゃれに取り上げている。しっていそうで知らないところを突いており、またタイムリーなものもあっていいと思う。
 夜の11時ということで、気楽に見てください、という部分もあろうが、内容についてはデーモン小暮にきちっと主張させることがあってもいい。
 司会のデーモン小暮はメイクを見る限りは奇をてらうものとばかり思っていたが、でしゃばらず控えめで、言葉遣いも悪くなく、好感が持てる。 その一方で、アルファベットのついた露出の多い衣装を着た女性については違和感を覚える。
 司会の二人を生かす人の起用が必要と思う。司会者ふたりで相槌を打って番組が進行しているので、硬派の人とか、評論家とか、解説をする人が登場すると番組が生きてくるのでは。
 ネットアイドルをスタジオに呼んできて、デーモンと話をさせるなどして内容を詰めるとか、もう少しスタジオを生かす構成にしてはどうか。
ネットジェネレーションの実態は、普段、なかなか目にすることができない。テレビの画面で現実を見ることができたのは参考になった。
 ネットアイドルを取り上げたのは、トレンディさ、という意味ではいい。ネットにからむ話はたくさんある。ネットは今のキーワード、続編を期待したい。将来的には淘汰されていく社会現象かもしれないが、われわれの知らない世界を取り上げていくのはいいのではないか。
 ネットアイドルを見て、今の若い人たちの無謀さや危険性を感じる。インターネットについては自殺用の毒薬を販売した例もあるように、それが持つ危険性や罠などについて、番組として注意喚起や警告などができないものか。
 夜の23時台の放送ということで、視聴対象は若い男性と想像されるが、食欲や性欲だけを対象とせず、別の欲望を引っ張り出すと、番組の幅が広がるのではないか。
 童話のコーナーがあるにはいい。大人でも児童文学から学ぶことは多い。   童話は短編が多いし、いろいろな人に良さを訴えるべきだ。
 
以上のような意見が出されました。
 
◇局側からは石神プロデューサーが「この地方で今、元気のいい人たちや動きのある業界を取り上げている。猥雑でカルチャーの臭いがするものに迫っている。なるべく現実を写し出せとスタッフに指示している。ムーブメントの行く先についてデーモン小暮がコメントをするという構成が基本となっている。」との説明がされた。
 
以上が審議の概要です。




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