◇『世界痛快伝説!!運命のダダダダーン』についての審議
平成13年4月13日(金)午後8時54分~9時48分の枠で放送 |
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バラエティ番組とはいえ説得力が必要
エピソードを基にしてストーリーを見せて、クイズとして問題を出し、回答者が答えるという、テレビのクイズ番組として一つの成熟したパターンをとっている。番組タイトルで「伝説」とうたっているかぎりは、バラエティ番組とはいえ説得力が必要だ。
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テーマ選びは慎重に
視聴者が興味を持つような話題を良く拾っており、遊びの番組としてはよくできており、楽しめる一方で政治的、歴史的事件で人類の悲劇である「ナチのアイヒマン事件」を面白おかしくバラエティ感覚で取りあげるのはいかがなものか。
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再現と実際の映像の区別をはっきりと
再現映像、実際の映像、白黒、カラーなどいろいろな映像が出てくるので、頭の切り替えが大変で混乱する。何が事実で、何が想像かよくわからない。ほんらいは資料となるほんものの映像で構成すべきものだが、安直に作っている感じも受ける。
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回答者の発言に不満
クイズ番組では回答者の答えに「なるほど」とか「そういう見方もあるのか」とか「それは知らなかった」というように、考えさせられたり知的好奇心を満足させられたりするものが多いが、この番組の回答にはそういうものがない。
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聴者も巻き込んで
問題が出されてから回答者が答えるまでの時間があまりにも短い
視聴者にも回答者と同じレベルで考えているが、あっという間に回答が開示されてしまう。回答者の答えもイージーな答えしか出していないような感じだ。CMを入れるなどして見る側にももう少し考える時間が欲しい。
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番組開始時間に疑問
8時54分という番組のスタート時間に疑問がある。「ニュースステーション」の9時54分は同じニュース番組であるNHKの「ニューステン」を意識しているのは理解できるが、金曜日の夜8時54分にはどういう意味があるのか。9時ちょうどにこの番組にチャンネルを合わせた視聴者はどういうぐあいに見えるのか、開始時間には納得がいかない。
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以上のような意見が出されました。 |
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