名古屋テレビ

  番 組 審 議 会 だ よ り 

 
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき 名古屋テレビ放送の番組審議会の議事の概要をお知らせする ページです。
名古屋テレビ放送の番組審議会委員は12名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放 送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

名古屋テレビ放送では、番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「オンブズ11」の中でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
 
平成13年度放送番組審議会委員(敬称略)~12名~
委  員  長 加 藤 幸兵衛 (陶芸家)
副 委 員 長 磯 部   克 (日本ガイシ副社長)
委      員     (名大名誉教授)
関 谷 崇 夫 (名鉄副会長)
石 塚 正 孝 (JR東海専務)
木 全 純 治 (シネマスコーレ支配人)
小川クリスティーン (金城学院大学客員助教授)
赤 塚 行 雄 (社会評論家)
伊豫田 静 弘 (知立市文化会館長)
足 立 邦 彦 (エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海社長)
高 田 弘 子 (都市調査室代表)
  ハンス ユーゲン・マルクス 南山大学長)




  第426回
名古屋テレビ放送番組審議会
 
開  催  日 平成13年7月18日(水)
出 席 委 員 委  員  長 加  藤 幸兵衛
  副  委  員  長 磯 部   克
  委     員 塩  澤 君  夫
  足  立 邦  彦
  石  塚 正  孝
  木  全  純  治
  関 谷 崇 夫
  赤  塚 行  雄
伊豫田 静  
     
  ハンス ユーゲン・マルクス
   
 
~以上11名~






 議題  局側の事業報告
  名古屋テレビ特集「私らしく・西本智美 ロシアを翔ける」について
  放送番組全般について
  愛知万博について
  事務局報告その他




議 事 の 概 要
◇ 事業報告(桑島社長)
   
  議題の一部変更
  40周年記念事業第1弾・ストイコビッチ引退試合開催
  「喪ったあとで」が連盟賞・地区審査員特別賞
  世界水泳選手権福岡2001開催
  局側新出席者紹介
 
以上について報告した。
 
 




◇ 名古屋テレビ特集「私らしく・西本智美 ロシアを翔ける」合評
(2001年6月30日(土)午後4時30分~5時25分放送)
この作品はロシアで修行した若き女性指揮者の夢と活躍を描いたドキュメンタリーです。主な意見はつぎのとおりです。
   
素材・構成ともに良く、出だしから引き付けられる。コンサート直前の指揮者の不安や期待が良く出ている。その反面、ナレーションが問題だ。ナレーションは具体的事実を述べるべきで、抽象的なものはナレーションにそぐわない。若い女性が指揮者になろうとするガッツは映像で見せるべきだ。
主人公の意志の強さと瞬発力にはびっくりした。サンクトぺテルスブルクの冬の景色も良く、さまざまなことを想像できる作品と評価したい。しかし、"女性の"と強調することが多く、その姿勢は改めるべきだ。
若い女性指揮者のライフヒストリーを言いたいのか、日本の音楽界の狭さを言いたいのかわからない。いろいろなハードルを越えて指揮者になった事実をもっと出してもいいのじゃないか。 自分らしい生き方をした人がいる、というだけで制作の視点がわからない。素材の良さに助けられた感じだ。
女性が指揮者になろうとする勇気とひたむきなガンバリに胸を打たれる思いがした。志を高く持ってやり遂げるのには感心した。日本とロシアの合同演奏の評価などが番組に入っていると結末が締まったのではないか。
どうして名古屋テレビ特集で大阪出身の人を取り上げるのかわからなかった。指揮者ということに頼った作品だ。映像はいろいろあるが、物語になっていない。映像と見ている自分の思いに重なるものがなかった。ナレーションで「男装の麗人」などとしゃべる必要はない。すべてに大げさすぎる。
おおむね好感の持てる番組と思った。ストーリーとして品の良さがあった。結末が良くわからない、彼女の音学家としての評価がわからない、などの点はあるが、男性向きのパワーの要る指揮者という職業に女性が挑んでいる、と単純に考えればいいのじゃないか。
また、全体の流れ、構成で技巧的なところが目に付いた。コメントが独りよがりだった。
 
 
 
 
以上のような意見が出されました。




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