◇Let'sドン・キホーテについて
11月の番組審議会の課題番組は「Let'sドン・キホーテ」の11月17日放送分~秋の陽と紅葉に染まる富士の山~で委員の方々からご意見をうかがいました。番組は富士山麓の紅葉や樹海、それに朝陽と夕陽をドンキ隊が楽しもうというものです。 |
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主な意見はつぎのとおりです。 |
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印象はちょっと平板だ。夕陽が見えなかったしちょっと弱い。テーマや狙いが何なのか不透明。当日条件が悪く夕陽が見られなければ、事前に収録したものを見せるとかがあっても良いのではないか。紅葉は実際はもう少し迫力があるはずだ。
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非常にゆるやかで、のんびりした落ち着いた番組だ。多少癒し効果がある。しかし、食材を購入したり、料理を食べたりするところしか印象が無い。出演者は楽しいのだろうが、見ているほうはそれほどではない。共感を抱かせるところがもっとあって良いのではなかろうか。他の回で森の中にその山の材木で小屋作りをするものを見た、昔の技術継承というテーマを感じたが今回のは何がねらいだったのだろうか。
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大らかな作り、小技を弄さない番組だ。ゆったりした時間が流れるのはいいと思うが、秋の日の気象現象・紅葉の自然・富士山の地理的条件などをもう少し突っ込んだ方が良い。会話の中で「なぜ紅葉するのか」とか「どんな林が紅葉するのか」などがあれば広がりが出てくる。また、出演者の中本賢に託しすぎではないか。
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Let'sドン・キホーテというタイトルは練れていないが、精神は良く分かる。夕陽がうまく見られなかったら、視聴者も次の日の朝陽に期待する、そこにドラマが生まれる。科学番組ではなく、ある種のドキュメントだから偶然を必然としなければならない。これが良さであり、巧く生かせば良いのではないか。
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かなりリラックスした旅だが、物足りない。「富士の夕陽を見に行く」というのはドンキホーテの企画とは違うのではないか。本来のドンキホーテは、夕陽が見えなくても「楽しめる」というのを出すことだと思う。体を張って苦労するのがドンキホーテだと思うが。また、紅葉がキレイという出演者の言葉と映像がマッチしていない。今回のはレベルが低い。
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この番組は好きだが、今回はあまりいい作品ではなかった。富士山にこだわりすぎたのではないか。富士の裾野をグルグルまわって、富士がどこにあるか分からない、といったものがドンキホーテらしい。また、この番組は水の中は強いが、樹木には強くない。いつもは料理にもっとこだわりがあるのに、キャンプ場の施設だけを使いチョットこだわりが足りない。 |
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自然と人間の営みの対比や、自然にチャレンジするのではなく小さな人間が自然に溶け込んで行くのを出すのがドンキホーテの良さだ。また中本賢のわざとらしくないキャラクターは貴重だ。しかし、今回は紅葉・樹海・富士山と盛りだくさんでボケた感じだ。 |
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今回もBGMで童謡の「富士山」を使ったが、今は無くなった生活を懐かしく思い出させ楽しませるのが狙いなのか、誰に見せようとしているのかが分からなかった。 |
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10年以上続いていて、出演者がアットホームでいいムードにさせている。カメラの撮り方もバタバタせず、臨場感を与えているのがいい。また出掛ける場所が手近で親近感がある。SOMETHINNG NEW新しい知識を得られるものが一つは欲しいが今回はチョット中途半端だった。ナレーターの喋りはハイピッチ過ぎるが、出演者のゆっくりした感じとはコントラストがあり、効果的と感じた。 |
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などの意見が出されました。 |