名古屋テレビ

  番 組 審 議 会 だ よ り 

 
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき 名古屋テレビ放送の番組審議会の議事の概要をお知らせする ページです。
名古屋テレビ放送の番組審議会委員は12名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放 送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

名古屋テレビ放送では、番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「オンブズ11」の中でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
 
平成13年度放送番組審議会委員(敬称略)~12名~
委  員  長 加 藤 幸兵衛 (陶芸家)
副 委 員 長 磯 部   克 (日本ガイシ副社長)
委      員     (名大名誉教授)
関 谷 崇 夫 (名鉄副会長)
石 塚 正 孝 (JR東海専務)
木 全 純 治 (シネマスコーレ支配人)
小川クリスティーン (金城学院大学客員助教授)
赤 塚 行 雄 (社会評論家)
伊豫田 静 弘 (知立市文化会館長)
足 立 邦 彦 (エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海社長)
高 田 弘 子 (都市調査室代表)
  ハンス ユーゲン・マルクス 南山大学長)




  第431回
名古屋テレビ放送番組審議会
 
開  催  日 平成14年2月15日(金)
出 席 委 員 委   員    長 加 藤  幸兵衛
  副 委 員 長 磯 部   克
  委     員 塩  澤 君  夫
  関 谷 崇 夫
  石  塚 正  孝
  小 川クリスティーン
伊豫田 静  
  足 立 邦 彦
  ハンス ユーゲン・マルクス
 
~以上9名~






 議題  (1) 事業報告
  (2) テレメンタリー「手を握るしかできない」について
  (3) 「いきなり!黄金伝説。」について
  (4) その他




議 事 の 概 要
◇ 事業報告(桑島社長)
   
  ソルトレークシティーオリンピック視聴率途中経過
  プロ野球放送
 
以上について報告しました。
 
 




テレメンタリー2002
「手を握るしかできない~パニック障害患者の闘い」
この番組は、2月11日の深夜に放送したもので、呼吸困難や動悸とともに不安や強い恐怖感におそわれるパニック障害に苦しむ患者とその仲間を描いたドキュメンタリーです。
主な意見はつぎのとおりです。
事前にこの病気について何の知識もなく、患者さんの発作の様子を見て大変ショックだった。パニック障害という病気を知ってもらう意味で番組の意義は大きいと思う。主人公が病気に立ち向かう姿や仲間が助け合う様子は、同じ病気を持つ人に勇気をあたえる。
医師などの専門家が登場せず、薬剤についての詳しい情報も無いので非常に不安な気持ちになった。日本ではパニック障害が最近ようやく病気と認められたばかりだが、外国ではどうなのか、そうした情報も欲しい。
真摯なドキュメンタリーだ。専門家が出ていれば一部の人だけの問題ではない、とわかる。この種の番組は事実を知って、理解し、さらには社会として助力をする、というところまで持ってゆくと引き締まる。
病気の正確な知識を提供することも大事だが、この番組のように患者の生活や悩みに焦点を与えるのもドキュメンタリーの方法だ。カメラの切り替えにテンポがあり、きりっとした番組と感じた。
患者が400万人もいることを言いたいのか、患者の会を広げて行こうとしているのか、または社会的にこうした問題を取り上げるように言っているのか、番組の本当の意図がどこにあるか分からなかった。また主人公の不安や恐怖感が映像として今ひとつ伝わらなかった。
対象に長い期間、密着取材した根気強い作品と感じた。ぜんぜん知られていない病気にスポットを当てたのは良いと思う。社会的、医学的にどうすればいいのかがもう少しあれば、課題提案型のドキュメンタリーになるのではないか。
題名と内容の整合性に若干違和感がある。治療法が全く無いわけではなく、手を握る、呼吸の調整、リラクゼーション、ある種の薬などが効果があるので、「手を握るしかない」と突き放した言い方より、もっと建設的なものがよかったのではないか。
   
   
などの意見が出されました。



「いきなり!黄金伝説。」(2月14日放送分)
この番組は、女性タレントが静岡県掛川市から東京までの280KMを7日間で走破するという伝説にチャレンジするものです。しかも所持金はゼロ。途中、スポンサーを募りながら食事や宿泊を提供してもらいます。
主な意見はつぎのとおりです。
280KMを7日間で走るという過酷な肉体的試練と、走りながら自分でスポンサーを見つけなければならない、という要素・かせがあり、面白く見られた。
見てためになるとか、楽しくなると言うことは無かった。サポートが無い限り7日間で280KM行くのは難しいと思う。
この番組を見て若い人の感覚が、恥も外聞もなく、迷惑をかけることも省みない甘ったれたものだと感じた。こうしたところがTVを見ている人たちに悪い影響を与えるのではないか。
どうして、こうしたタイプの番組が好まれるのかを考える必要がある。
   
などの意見が出されました。




その他
次回の番組審議会は3月15日で、課題番組は「ニュースステーション」となること、ゲストにテレビ朝日のニュースステーション担当部長を招聘すること、などを報告しました。

 




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