名古屋テレビ

  番 組 審 議 会 だ よ り 

 
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき 名古屋テレビ放送の番組審議会の議事の概要をお知らせする ページです。
名古屋テレビ放送の番組審議会委員は12名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放 送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

名古屋テレビ放送では、番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「オンブズ11」の中でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
 
平成13年度放送番組審議会委員(敬称略)~12名~
委  員  長 加 藤 幸兵衛 (陶芸家)
副 委 員 長 磯 部   克 (日本ガイシ副社長)
委      員     (名大名誉教授)
関 谷 崇 夫 (名鉄副会長)
石 塚 正 孝 (JR東海専務)
木 全 純 治 (シネマスコーレ支配人)
小川クリスティーン (金城学院大学客員助教授)
赤 塚 行 雄 (社会評論家)
伊豫田 静 弘 (知立市文化会館長)
足 立 邦 彦 (エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海社長)
高 田 弘 子 (都市調査室代表)
  ハンス ユーゲン・マルクス 南山大学長)




  第432回
名古屋テレビ放送番組審議会
 
開  催  日 平成14年3月15日(金)
出 席 委 員 委   員    長 加 藤  幸兵衛
  副 委 員 長 磯 部   克
  委     員 塩  澤 君  夫
  関 谷 崇 夫
  石  塚 正  孝
  木  全  純  治
  赤  塚  行  雄
伊豫田 静  
  足 立 邦 彦
  高  田  弘  子
 
~以上10名~






 議題  (1) 事業報告
  (2) 「ニュースステーション」について
  (3) 「春の新番組」について
  (4) その他




議 事 の 概 要
◇ 事業報告(桑島社長)
   
  国会の証人喚問中継等について
  朝の新番組「どですか」について
  ISO14001認証取得について
 
以上について報告しました。
 
 




「ニュースステーション」について
この番組は、1985年の放送開始以来、放送回数は4000回を超えました。この番組のキャスター・構成・取材・特集など全般にわたり委員の意見を聞きました。
主な意見はつぎのとおりです。
久米宏氏を中心に、テンポ・構成・解説そして見易さ・わかりやすさとも完成の域に達しつつある。しかし、番組は完成してしまうと終わりだ。久米氏に過度に頼りすぎると、危うさにつながる。異なった価値観がぶつかり合うと広がりがでる。金曜日に出演している真中瞳さんをもっと活用した方が良い。
女性が何人か出ているが目立った発言が見られない。また、彼女たちの話し方の語尾の言い方や、敬語の使い方が気になる。いささか威張っているように聞こえる。スポーツコーナーでキャスターが喋っている背景に他の出演者が写りこんでいるが、時折おしゃべりをしている事がある。視聴者はスポーツの話題に集中できない。
民放はNHKでは突っ込めないところを突っ込むところに存在意義がある。鈴木議員疑惑のサハリン取材やアルゼンチンの経済危機、日本人女性の拉致疑惑などの特集は見応えがあった。今後の動きが気になるパレスチナ問題やアメリカの世界戦略、ペイオフがどうなるかや学校5日制の影響などで特集を組んでもらいたい。
ニュースステーションはニュース番組のあり方を変えてきた。端的にいえばむつかしい事を面白く見せてくれるのがニュースステーションだ。日本のニュースショーの雄であり、朝鮮民主主義人民共和国に連れ去られたとされる有本さん拉致事件の証言の特集などは人間の生き様が見え非常に感動した。しかし、民意を汲み取るのがニュースショーの役割だが、出演者だけでやっていると感じるときがある。すべてを茶化してみていると思えるときもある。
良くも悪くも、久米氏に8割方依存した番組だ。100%完璧な人間はいないので、良い面があれば悪い面もでるというのは仕方がない。しかし他のニュース番組に比べ昔ほど抜きん出ているということが少なくなってきた。そろそろ代え時ではないか。
ニュースの平板さを立体的にした番組だ。ビジュアル面でもTVの特徴を生かし模型などを使って解説するなど技術面でも他を抜いている。ただ、先日の鈴木議員の証人喚問ニュースなどを最初のコーナーで30分も続けるのは冗長と感じた。また宗雄マークを出していたがシリアスな政治の次元では不適切だ。
ジャーナリズムの命は「暴露」「摘発」にある。拉致疑惑証言は「告白」「懺悔」だが、日朝問題でみれば「暴露」「摘発」になっている。こうしたものが時々出るだけでもニュースステーションはいいのではないか。
他局のニュース番組に比べショーの性格がやや強いと思うがそれに流され過ぎではないか。報道番組として食い足りない。初期の頃の新鮮さを取り戻さないとマンネリになる。久米氏はあまり意見を言わなくなった。司会者になってしまっている。
   
   
などの意見が出されました。



「春の新番組」について(市野編成本部長)
自社制作番組の目玉として、4月1日(月)から「どですか」(月~金 午前6:45~8:00)がスタートします。
宮地佑紀生さんと矢野きよ実さんの司会で、その日に役立つ栄養満点な情報エンターテインメント番組です。
また、優香さん出演の「あごまくら」(金 午後11:17~11:47)や間寛平さんと山崎邦正さんの「wao!」(火 深夜0:12~0:42)も始まります。




その他
次回の番組審議会は4月17日で、課題番組は「どですか」となることなどを報告しました。

 




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