◇「ニュースステーション」について
この番組は、1985年の放送開始以来、放送回数は4000回を超えました。この番組のキャスター・構成・取材・特集など全般にわたり委員の意見を聞きました。 |
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主な意見はつぎのとおりです。 |
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久米宏氏を中心に、テンポ・構成・解説そして見易さ・わかりやすさとも完成の域に達しつつある。しかし、番組は完成してしまうと終わりだ。久米氏に過度に頼りすぎると、危うさにつながる。異なった価値観がぶつかり合うと広がりがでる。金曜日に出演している真中瞳さんをもっと活用した方が良い。 |
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女性が何人か出ているが目立った発言が見られない。また、彼女たちの話し方の語尾の言い方や、敬語の使い方が気になる。いささか威張っているように聞こえる。スポーツコーナーでキャスターが喋っている背景に他の出演者が写りこんでいるが、時折おしゃべりをしている事がある。視聴者はスポーツの話題に集中できない。
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民放はNHKでは突っ込めないところを突っ込むところに存在意義がある。鈴木議員疑惑のサハリン取材やアルゼンチンの経済危機、日本人女性の拉致疑惑などの特集は見応えがあった。今後の動きが気になるパレスチナ問題やアメリカの世界戦略、ペイオフがどうなるかや学校5日制の影響などで特集を組んでもらいたい。
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ニュースステーションはニュース番組のあり方を変えてきた。端的にいえばむつかしい事を面白く見せてくれるのがニュースステーションだ。日本のニュースショーの雄であり、朝鮮民主主義人民共和国に連れ去られたとされる有本さん拉致事件の証言の特集などは人間の生き様が見え非常に感動した。しかし、民意を汲み取るのがニュースショーの役割だが、出演者だけでやっていると感じるときがある。すべてを茶化してみていると思えるときもある。 |
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良くも悪くも、久米氏に8割方依存した番組だ。100%完璧な人間はいないので、良い面があれば悪い面もでるというのは仕方がない。しかし他のニュース番組に比べ昔ほど抜きん出ているということが少なくなってきた。そろそろ代え時ではないか。
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ニュースの平板さを立体的にした番組だ。ビジュアル面でもTVの特徴を生かし模型などを使って解説するなど技術面でも他を抜いている。ただ、先日の鈴木議員の証人喚問ニュースなどを最初のコーナーで30分も続けるのは冗長と感じた。また宗雄マークを出していたがシリアスな政治の次元では不適切だ。 |
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ジャーナリズムの命は「暴露」「摘発」にある。拉致疑惑証言は「告白」「懺悔」だが、日朝問題でみれば「暴露」「摘発」になっている。こうしたものが時々出るだけでもニュースステーションはいいのではないか。 |
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他局のニュース番組に比べショーの性格がやや強いと思うがそれに流され過ぎではないか。報道番組として食い足りない。初期の頃の新鮮さを取り戻さないとマンネリになる。久米氏はあまり意見を言わなくなった。司会者になってしまっている。 |
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などの意見が出されました。 |