◇「スポーツ番組」について
6月の課題番組はサッカーワールドカップの中継放送などスポーツ番組全般です。 |
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委員の主なご意見を紹介します。 |
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サッカーキャスターの川平慈英さんが、いいキャラクターでポイントをおさえた解説もいい。また、サッカーばかりでなく、全米オープンゴルフやルマン24時間レースなども放送するなど、ワールドカップ以外のスポーツを取り上げるのもいいことだ。 |
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ワールドカップの開催で、若い人たちを中心にこれまでに経験したことの無い共通の意識を持てたと思う。また、若い人たちだけでなく、年配の層にもサッカーファンを増やしたと思う。しかしその一方で、どこの局もサッカーの話題ばかりで、しかも同じシーンを繰り返し放送するのには辟易した。また試合後の繁華街でのファンの熱狂をTVのリポーターが煽っているような部分も見受けられた。 |
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サッカーには興味が無く、ワールドカップ番組は苦痛だった。スポーツを好きではない視聴者がいることも頭に入れておいて欲しい。日本のサポーターがチームカラーの青一色になるのは若干脅威に感じた。若い人たちの中に政治主導ではないナショナルなものへの願望があるのではないか。こうした願望は必ずしも悪くはないが、21世紀の新しい動きとして見ていく必要がある。 |
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スポーツを通して見えない世界が見えてくることが面白い。また、スポーツの祭典は政治、経済その他に大変な影響を与える。TVのリポーターがサポーター化していた。ニュースステーションの久米さんも髪を染めるなどやりすぎの感を持ったが、街の熱狂を見るとそれ位はいいかなとも思った。 |
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サッカーとは関係のない芸能人などがゲストとして出演する番組がいくつかあったが、鼻についた。また試合の中継ではスタンドのサポーターの映像が多すぎると感じた。サポーターの熱狂ぶりは自己表現のツールを持たない現代の若者が、自己実現しようとした表れだ。サッカー選手の羅列的な話し方が気になった。メール的に羅列した話し方だ。 |
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スポーツ番組はどこの局でも変わり映えしないとの印象だ。ファンとファンでない者の見方の違いを大変感じた。ワールドカップ一色になっている中で他の番組を見るとほっとする。日本がトルコに負けた後、敗戦の原因を分析していたが、そこまで勝ち登った分析をこそ聞きたかった。 |
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ワイドショーでサッカー選手のネックレスの話題を取り上げていたが、情報なのか広告なのか、あまりいいとは思わなかった。ワールドカップの応援の中で共同開催国の日本と韓国が共に勝つように応援する言葉が聞かれ、日韓の関係が変わってきたのだと感じうれしい思いをした。試合中の観客の応援の声を必要以上に流すなど、TVはワールドカップを盛り上げるため演出を多彩に使いすぎだ。
女子プロゴルフで優勝した選手の言葉が貧弱に感じる。一つの原因としてインタビュアーの質問がワンパターンになっているからではないか 。 |
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フーリガンへの警戒やチケットの電話予約での混乱、また選手をむかえた自治体でのボランティアの実態、さらにはどんな経済効果があったかなども取り上げてもらいたい。 |
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以上のようなご意見でした。 |