キャラクター
-
馬神 弾 (ばしん だん)
異界王事件から2年後。それからのダンは、チャンピオンシップやコアリーグでことごとく勝ち、無冠の激突王から真の激突王へと成長していた。その結果、「殿堂入り」カードバトラーとして大会への参加を禁止され、多くのカードバトラーたちの憧れの存在になっていた。
現在は大会会場の一角で初心者をティーチングする日々である。しかし、そうした日々はダンに赤属性以外の色のカードへの経験を積ませ、いつしか六色使いのカードバトラーへと変貌していた。だが、腕をふるう場も、胸を熱くさせる対戦相手にも恵まれず、物足りない日々を送っていたダンは、文字通り「ライフ(命)」を賭けて戦ったグラン・ロロでの冒険の日々が忘れられなかった。果てしない強さを求め、バトルに飢えていたダンは、未来からの新たな戦場の誘いに自ら飛び込んでいく。子供好きだったり、他人のために心砕く性格は変わらないが、バトルに対する姿勢はより研ぎすまされ、以前に比べて冷静にバトルを展開するようになっている。 - 紫乃宮 まゐ(しのみや まい)
「紫乃宮まゐ」はヴィオレ魔ゐの本名。 ブログは「あんなので得意になってたアタシはコドモだったわ」と閉鎖している。長い髪は異界王事件後、ずっと伸ばし続けている。
新しい「面白そうなこと」を探しているさなか、未来の状況を知って戦いに身を投じた。
ダンより先に未来に招かれ、情報収集をしていた。ダンを召喚してからは「麗しのソフィア号」オペレーターとして艦長クラッキーの補佐をしたり、強敵を相手に戦い続けるダンのよき相談相手として活躍。どんな相手であろうと物怖じせずはっきりとものを言って一歩も引かない強気はそのままに、より女の子らしい言動も見られるようになっている。 クラッキー・レイ 黄色のカードの使い手。
異界王事件後、時代の寵児になったコアの光主の中でも自己アピールの強さでひときわ目立っていたクラッキーだったが、光主のような大きな使命がないと熱くなれない…という喪失感に陥っていた。そんな矢先、未来からのSOSを最初に受信した。
未来ではカザンの右腕として辣腕をふるう一方で、与えられた飛行艇に「麗しのソフィア号」と勝手に名付け、艦長として就任。クルー達の兄貴分として貫禄も出て来た。
ただし、激しい機動による乗り物酔いは相変わらずで、ユースには「安全運転」をモットーにさせている。
未来の世界で、新たなベイベの登場も…?ユース・グリンホルン 「麗しのソフィア号」パイロット。13才。
なかなか表には出さないが、熱い正義感から「地球は人類の星だ。異界人を倒さなければいけない」と使命感に燃え、ソフィア号のパイロットに自ら志願した。実は、自分の国が魔族の支配を受けて滅亡、両親とはその時の戦いで死別している。
この事態を招いた前作の異界王事件に対してやるせない思いを抱いており、「光主さえいなければ」とさえ考えているため、ダンに対して反抗的な態度をとり続けている。
カードバトラーとしてはまだまだ半人前。クラッキーやまゐのアドバイスを受けながら戦いの中で成長していく。プリム・マキーナ 「麗しのソフィア号」メカニック。13才。
飛行艇の自律型ユニット「ポメ」シリーズとソフィア号のバージョンアップに過剰な愛を注ぐメカおたく。メカニックの腕は確かでクラッキーの信任も厚いが、パイロットのユースにはその凄さをなかなかわかってもらえない。「メカわいい!」などとおかしな言葉を次々に作り出すのが大好き。
ダンの戦いを見ているうちに自分もバトルスピリッツをはじめるようになるが、選んだのはスピリットが「メカわかっこいい」ことを理由に白のカード。カザン長官 異界魔族の支配から人類を解放しようとしている人類軍の長官であり、起死回生の手段としてダン達に協力を求めた。かつての異界王事件では白の戦士百瀬勇貴の部下として「呪撃のカザン」と呼ばれ、最後まで付き従い、事件収束後に自分の時代へ帰ったものの、歴史は変わり、既に魔族の支配下にある地球を目の当たりにすることになる。
ソフィア号の冒険をさまざまな面でサポートし、人類の世界を取り戻そうと戦い続けている。兵堂 剣蔵(ひょうどう けんぞう) 緑のカードの使い手。 中学受験を控えて多忙の身ながら、カザンの協力要請を受けて未来にやってきた。人類軍の研究室で、地球滅亡回避のための研究に励んでいる。同セクションのドクター・ステラとは互いの立場もあって微妙に犬猿の仲。
ステラ・コラベリシチコフ 人類軍研究部に所属する科学者。魔族の研究等でカザンの絶対の信頼を得ていたが、剣蔵がやってきてからは「光主」ということでちやほやされる剣蔵になにかとジェラシーを抱き、いちいち張り合って大人げない。
研究任務以外ではパイロットとしても活躍し、補給物資等をソフィア号に届ける運び屋として超高速で飛んで来る。操縦桿を握ると激しすぎる人格に変化する。月光のバローネ ローマを支配し、「ローマ伯バローネ」と魔族の世界では呼ばれているが、カードバトラーとしての「月光のバローネ」という名で知られている。あまりにも強く無敵になりすぎたがゆえに、もはや未来世界でバローネに勝てる者はなく、熱いバトルへの渇望の日々を送っていた。ローマでは自分を慕う魔族の部下達の絶大な支持を得ている。独自の価値観で行動するため、他の領主達からは目障りな存在だと囁かれている。 政治的駆け引きに自分の信念で対抗、カードバトラーの誇りを優先するあまり攻撃的な言動が目立つ。 そんなさなか、ダンと出会い、お互いに求めていた強さを持つことを知って高めあっていくライバル関係になっていく。 しかし、カードバトラーとしての誇りは時代の波に大きく流されていくことになる。
暴将デュック アジアを支配する領主。子だくさんな魔族で、領地を広げているのも自分の子供達に残すためである。領民の魔族の信頼は厚く、支配下においている人間達にも良好な環境を与えることで自国の平穏を保っている。
昔気質、古い文化が大好きであり、地球の文化遺産も大事にする一面を持つ。その考え方はバトルスピリッツにおいても遺憾なく発揮され、初期のカードにこだわってデッキを構築し、バトルを展開する。ダンが未来に来て最初に戦った魔族であり、以来、ダンに敗退した雪辱を晴らそうとデッキレシピの研究に励んでいる。暗闇のザジ 仮面のカードバトラー。仮面で常に表情が見えないのと同様、カードバトルの腕さえもなかなか本気を見せない。
キテレツで遊んでいるとしか思えない言動で相手を煙にまく魔族で、東欧の一部を領地としている。言動とは裏腹にしたたかな実力者でもあるものの、モットーとしている「卑怯未練恥知らず、短気は損気のドンブリ勘定」にごまかされて格下に見られることが多いが、それも手のうち。女王体制下の現魔族社会を巧みに立ち回って、時代を動かそうと目論んでいる。ギルファム女王 魔族社会の女王。数世紀かけて魔族の世界の体制を築きあげ、強大な魔力を操るといわれているが、その力を知る者はほとんどいない。魔大陸オクトの「魔光殿」と呼ばれる魔族の中枢の奥深くに棲み、必要な時しか出てこない。 常に四人の大神官に守護される身。 ダンを、「人類の敵」として利用しようとする。
摂政ジェレイド ギルファムを守護する大神官筆頭。女王より絶大な権力を授けられており、その言葉は女王の言葉と同義とされる。その権勢で、魔族社会の強固な支配維持に務めている。
ルガイン デュックの長男。まだまだ駆け出しのカードバトラーであり、父の指南を受けて強くなっているところである。デュックの親衛隊長も務め、一日も早くコアブリットに乗れる日を夢見ている。ダンと同世代であり、やがては激突していく。