イケメンでもなく、特に取り柄もない一之瀬ハジメ(加藤康起)。コンプレックスの塊で、今まで女の子と付き合ったことがなく、当然“童貞”まっしぐらだった。
そんな彼の家系の男子に代々伝わる特殊パワーがあった。それは「好きになった女の子の脇の下をくすぐり、彼女を悶えさせれば願いが叶う」というもの。
しかし、女の子に声をかけることすらできないハジメに、脇の下をくすぐらせてもらうことなど至難の業だった。
彼が恋い焦がれるのは、幼なじみで近所に住む女の子、倉木結衣(高木古都:ミスマガ2009)。彼女は大人になって行くに連れ清楚な美少女になり、ハジメが意識すればするほど遠い存在になって行くのだった。最近では、街ですれ違っても言葉を交わすことすらなくなっていた。
ある日、あこがれの結衣が近所の不良、荻原悠斗と付き合い始めたことを知る。悠斗の口から「明日の誕生日に結衣のバージンを奪っちゃう」という言葉を聞きショックを受けるハジメ。だが、体力に自信がないハジメは、元々イジメられていた悠斗に何も言えないまま引き下がり、おまけにデート代まで巻き上げられてしまう。
ショックに打ちひしがれるハジメだが、唯一の理解者である妹あおい(佐武宇綺:ミスマガ2009)の助けを借りつつ、残された最後の秘密兵器(=神の指)を使わせてもらうため結衣に近づいて行く。
果たして、結衣のバージンを護ることはできるのか!?