メ~テレ ドキュメンタリー

メ~テレ制作の本格派ドキュメンタリー

TOPIC
放送内容

メ~テレドキュメント
2007年2月28日(水) 深夜1時48分~2時43分

FC岐阜・昇格の瞬間(とき)~男たちがJの扉を開ける~

メインビジュアル
FC岐阜(昇格時)

 岐阜県から初のJリーグ入り(プロ)を目指すFC岐阜がチーム結成からわずか5年でJリーグの下部組織JFLに昇格した。その快進撃の裏には男たちのドラマがあった。2004年に一度現役引退をした元名古屋グランパス森山泰行(岐阜県出身)は故郷岐阜で「プロチームを作りたい」という思いから選手兼コーチで現場復帰。プロからアマチュアへ舞台を移した。
 とはいえ、Jリーグへの道のりは容易ではなく当時東海2部リーグに所属するFC岐阜は毎年リーグ優勝が義務付けられた。夢のJリーグ入りは最短で2008年。その為には選手の補強は勿論、企業の金銭的バックアップが必要となり森山は練習の合間にスポンサーまわりをするなどグランドの外でも走り回った。競技場での募金活動も始まった。すべてはチームの為に…
 そんな森山の思いに元Jリーガーが次々とFC岐阜に入団。チームはアマチュアの枠を越え戦う集団へと変貌し快進撃が始まった。ベテランと若手、この個性派集団をまとめるのに戸塚哲也氏が監督就任。かつて読売クラブ(現東京ヴェルディ)で黄金時代を築きあげた中心選手で現役時代は天才と称された。
その監督の目指すサッカー像とは?…
チーム構築の根底にあるのは何か?‥
その答えを紐解く。

 番組は森山加入からJFL昇格まで激動の2年に密着した。

  • 森山泰行選手

    森山泰行選手

  • FC岐阜監督・戸塚哲也さん

    FC岐阜監督・戸塚哲也さん

スタッフのつぶやき
ディレクター:百合草 旨司

 元グランパス森山泰行が男泣き!現役時代は練習でも他の選手と比べプロ意識は高く、仲間とつるまない一匹狼、いつも記者を寄せ付けない独特のオーラをだす異色の選手だった。取材するにも近寄りがたく苦労したことが今、懐かしく思う。そんな森山が04年に現役引退。翌年 地元岐阜にある「FC岐阜」に選手兼コーチで復帰した。森山の掲げた目標は「地元岐阜からプロチームを誕生させたい」そんな思いに引かれ取材は始まった。チームは森山の加入からわずか2年、劇的に戦う集団へと変貌し今シーズンはJ2の下、JFL(日本サッカーリーグ)のステージで戦うまでに成長した。これまで取材したテープは200本。名古屋から岐阜に通った回数は数え切れず‥。しつこく密着することから選手からは「岐阜に住んだら」とまで言われた。そしてついにこの膨大な素材を放送できることになった。森山の苦悩のスタート、快進撃を続ける監督采配、県民の切なる願い。この昇格の裏には、男たちの激動のドラマがあった。チームワークとは何か?仲間とは何か?すべてをこの一時間に集約した。不眠不休で仕上げました。是非ご覧下さい。