きょうのあらゆるサーチは、なぜ名古屋人は金シャチが好きすぎるのか？その理由を大調査！！

□まず、名古屋市民に金シャチについてきくと…

●「街にありすぎて洗脳みたいな　刷り込みされている」
実際、栄の街を見てみると…
バス停の上には、ミニサイズの金シャチ。
広小路通り沿いの街灯にも…
ミツコシマエ　ヒロバスにもオブジェが。
街には金シャチが溢れていました。

金シャチと聞いて思い出がよみがえった人も。

●「金シャチの船があった」
2000年まで名古屋港で運行していた「金鯱号（きんこごう）」

20年経ったいま、ある場所で人気になっているとの情報が！！
その場所とは…名古屋からおよそ1000km離れた韓国！！
当時の姿のまま韓国の海でツアー船として活躍。
見たことのない形の船だと人気になっているそうです！

●「金シャチが地上に降りてきて触った」
今から15年前、愛・地球博に合わせて行われたイベントで、地上に降り立った金シャチ！
市内をトラックに乗せ練り歩くパレードも行われました。

□続いて、名古屋市民の行き過ぎた金シャチ愛をご紹介！

●伝統芸能
名古屋で活動する舞妓・芸妓さんならだれでもできる技、「金の鯱（きんのしゃちほこ）」
名古屋＝シャチホコというイメージから誕生した技なんです。

●有名企業
栄にある「明治安田生命 名古屋東支社」には…
なんと金のシャチホコの名を冠した営業部があるんです。
社員61人、うち女性が58人働く金鯱営業部（きんこえいぎょうぶ）。
名古屋のシンボル、金シャチにあやかって、日本有数の営業部にしたいと名付けられたそうなんです。
金鯱営業部で働く人は光り輝くので、「美魔女」が多いそうです。

●国の機関
陸上自衛隊守山駐屯地には、入り口の門から、建物の壁など、スタッフが取材しただけでも17個もの金シャチのマークなどが存在。
食堂で食べられるお昼ごはんの卵焼きにも金シャチ。
検定の成績優秀者は金鯱（きんこ）戦士と呼ばれるそう。

なぜここまで金シャチがあるかというと…
実は守山駐屯地にいる第10師団のシンボルマークが金シャチなんです。

ということで、戦車にまで金シャチマークが付いています。
隊員は「いろんなところに書いてしまうくらい愛着を持っている」そうで、イラストを描いてみせてくれました。

□金のシャチホコは名古屋城だけでなく、大阪城や岐阜城、岡山城にも存在しているんです。

ですがなぜここまで金シャチ＝名古屋になったのか？

名古屋城調査研究センターの木村有作さんに話を聞くと…
「江戸城や大阪城にも金のシャチホコがいた記録があるが、江戸時代中期に焼失してしまった。名古屋城は戦争前まで残っていたので、写真などの資料が沢山残っている。そうした記録が残っているのが、名古屋城の金シャチを特徴づけている」

調査結果
金シャチがあった城の中で、唯一火事に遭わなかった名古屋城。
その金シャチは「記憶」と「記録」に残り、街を守る守り神のような存在になっていました。