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時に〝あら〟く大胆に。時に〝ゆる〟く和やかに。〝あらゆる〟ギモンを徹底調査!
身近な疑問から東海地方に渦巻く謎を、街の声と共に「ドデスカ!」なりに解決へと導きます。

あらゆるサーチ「東海3県 なぜ?冷やし中華にマヨネーズ」

7月7日は「冷やし中華の日」。
東海3県ではマヨネーズをかけて食べる人も多いのでは?

ウェザーニュースが発表した「冷やし中華にマヨネーズをかける割合」の都道府県別ランキングでは、なんと愛知・岐阜・三重がTOP3を独占。
そこで、なぜ東海3県民は冷やし中華にマヨネーズをかけたがるのか調査しました。

まず東海3県以外の出身者に聞いてみると、
「マヨネーズが麺類に合うイメージがわかない」「食べたけど微妙だった」という意見が。
中にはマヨネーズをかける食べ方すら知らない人もいました。
一方、東海3県出身者は、8割以上の人が冷やし中華にマヨネーズを「かけたい派」。
真っ白になるほどマヨネーズをかけた“マヨネーズ麺”がおいしいそうです。

また、マヨネーズをかけて出している店も調査しました。
名古屋市東区にある「かっぱ園菜館」は、自家製マヨネーズが鎮座する野菜たっぷりの冷めん。
約50年にわたりこのスタイルを貫く、パイオニア的存在なんです。
サラダのように食べられるようご主人の父親が考案したもので、当時珍しかったレタスにマヨネーズを合わせたことがはじまりなんだとか。

東京・名古屋などに9店舗展開する「立川マシマシ」には、タルタルソースをたっぷりかけるために作られた「すごい冷やし中華」というメニューが!
タレを絡めた中太麺に、甘辛く焼いた豚バラ肉。
そこへマヨネーズに玉ねぎ、ピクルスなどを合わせた自家製タルタルソースをどっさり。
特に名古屋で話題となり“日本一ジャンクな冷やし中華”と大好評なんだそうです。

冷やし中華にマヨネーズをかける文化について、
名古屋めし料理家のSwindさんは「名古屋めしに卵がよく使われることから、卵から作るマヨネーズも好まれる」と分析。さらに、この文化の発祥はスガキヤだと教えてくれました。

それが「冷しラーメン」。約60年前に発売されたロングセラー商品なんです。
現在は小袋タイプのマヨネーズを添えて提供していますが、販売当初はスープに酢とマヨネーズを加えていたそう。これが元祖だと言われているんだそう。

東海3県に広まった理由について、
名古屋文理大学短期大学部の佐藤名誉教授は「味覚」が関係していると言います。
東海3県には酢を使った郷土料理があまりなく、すっぱいものが苦手な人が多いんだとか。
そのためマヨネーズをかけて冷やし中華のタレのすっぱさを中和。
東海3県民好みの濃厚さと、夏にぴったりなさっぱり感を兼ね合わせた味わいにしているそうです。

中国料理 かっぱ園菜館

住所
名古屋市東区泉1-9-28
営業時間
(通常)11:30~14:30、17:30~23:00
定休日
日曜
電話
052-951-3454
紹介商品・価格
冷めん 1210円

立川マシマシ 栄住吉店

住所
名古屋市中区栄3-10-18
営業時間
(通常)11:00~15:00、16:00~27:00
電話
052-251-4180
紹介商品・価格
すごい冷やし中華 980円

Sugakiya

紹介商品・価格
冷しラーメン 490円

※掲載している情報は放送時のものです。

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