多くの方が「ギモン」に思っている身近な不思議を徹底調査。時間をかけて視聴者が「納得」できる結果を導き出します。
全力リサーチ「モーニングサービス境界線~西編~」
モーニングサービス境界線~西編~
- 備考
- 名古屋では当たり前の、コーヒー1杯を頼むと無料でトーストやゆで卵などが付いてくる「モーニングサービス」。
この常識がどこまで通用するのか?
最終章となる「西編」では、名古屋から大阪へと続く国道1号に沿って調べました。
【ルール説明】
(1)国道1号沿いの個人店
(2)朝食営業をしている
(3)コーヒー1杯を注文したら無料でトーストなどが付く
(4)3件連続「追加料金あり」で調査終了
最後にモーニングサービスがあった喫茶店を境界線とします。
ラストモーニングとなるのはどこなのか?
名古屋の西隣、愛知県蟹江町と愛知県弥富市は、ルール上で調査対象となる国道1号沿いの7軒すべて、追加料金なしのモーニングサービスがありました。
よって、三重県桑名市から調査スタート!
《「三重・桑名市」へ続く》
三重・桑名市
- 備考
- 最初に調査した「英国館」では、コーヒー代に追加料金なしでトーストとポテトサラダが付いてきました。
マスターによると、桑名市内で9割がモーニングサービスをしているそうです。
利用客も「名古屋に近いからサービスで付いて当たり前」という感覚で来るそうです。
ちなみに「英国館」では、モーニングサービスを注文した小学生以下のお子様には、1人1個おもちゃをプレゼント!
桑名市内の喫茶店4軒すべて、追加料金なしのモーニングサービスをしていました。
《「三重・四日市市」へ続く》
英国館
[住所]三重県桑名市新矢田2-22
[電話]0594-21-2333
[商品]モーニングサービス 400円~
[モーニング時間帯]午前7:00~午前11:00
[定休日]水曜日
三重・四日市市
- 備考
- 三重県朝日町と川越町は、調査対象となる喫茶店が無かったため、四日市市へ。
1軒目の「東洋」で、早くも追加料金あり。
トースト・オムレツ・サラダと、このボリュームなら追加料金も致し方ないとは思いつつも、もしや四日市ではモーニングサービスの文化が無いのでは?と雲行きが怪しい…。
一抹の不安を感じつつも、2軒目の「カフェ・ポポラーレ」は、ドリンクに追加料金なしでトーストサンドが付いてきました!
さらに3軒目の「のっく・おん」もコーヒーを注文したら、トーストとゆで卵が追加料金なしで付いてきました。
店主は「四日市はどこでもモーニングサービスをやっている」と言っていたのですが…。
その後2軒連続で追加料金ありでモーニングを出していました。
番組ルール上、追加料金ありが3軒連続であった場合、そこで調査終了。
早くもリーチ!
《「三重・鈴鹿市」へ続く》
東洋
[住所]三重県四日市市富田2-3-15
[電話]059-364-6122
[商品]モーニングサービスBセット 580円
[モーニング時間帯]午前8:30~午前11:00
[定休日]水曜日、第3木曜日
カフェ・ポポラーレ
[住所]三重県四日市市金場1-11
[電話]059-334-0339
[商品]モーニング ドリンク代のみ
[モーニング時間帯]午前10:00~午前11:00
[定休日]不定休
のっく・おん
[住所]三重県四日市市諏訪栄町22-37
[電話]059-351-4991
[商品]モーニングサービス 350円
[モーニング時間帯]午前8:00~午前10:30
[定休日]土曜日
三重・鈴鹿市
- 備考
- 0軒。 《「三重・亀山市」に続く》
三重・亀山市
- 備考
- 三重県亀山市に入って最初にあった喫茶店「シャローム」。
モーニングを頼むと、コーヒー・トースト・ゆで卵・サラダが出てきました。
コーヒー1杯400円なので、支払額が400円ならセーフ、401円以上ならアウト。
請求された金額は…550円!
これで3軒連続で追加料金ありだったため、調査終了となりました。
《「国道1号沿い最後のモーニングサービスは?」へ続く》
シャローム
[住所]三重県亀山市関町新所928-1
[電話]0595-96-1192
[商品]モーニングセット 550円
[モーニング時間帯]午前7:30~午前10:30
[定休日]水曜日
国道1号沿い最後のモーニングサービスは?
- 住所
- 【のっく・おん】三重県四日市市諏訪栄町22-37
- 営業時間
- 平日 午前8:00~午後7:00
日祝 午前8:00~午後5:00
※モーニングサービス 午前8:00~午前10:30
- 定休日
- 土曜日
- 電話
- 059-351-4991
- 紹介商品・価格
- モーニングサービス 350円
- 備考
- 国道1号沿い最後のモーニングサービスは、三重県四日市市の「のっく・おん」。
三重県桑名市からスタートし、移動距離はわずか18km。
意外にも早々と調査が終了してしまったため、番組スタッフが四日市市内の喫茶店を全部調べてみました。
四日市市では70%の喫茶店が追加料金なしでモーニングを出していました。
お隣の鈴鹿市も調べたところ、16%しかモーニングサービスをしていないことがわかったのです。
地図を見ても、四日市市と鈴鹿市の境に高い山も大きな川もありません。
この極端な差は一体?
《「四日市市は名古屋の影響を受けている?」へ続く》
四日市市民は名古屋の影響を受けている?
- 備考
- 三重県喫茶飲食生活衛生同業組合の平屋敷俊幸にお話を聞いたところ、「名古屋の影響が大きいと思う」と回答。
四日市市と鈴鹿市は隣同士なのに、こんなにも急激に差がつくものなのか?
そこで、四日市市民と鈴鹿市民へある質問をぶつけてみました。
四日市市民へ「四日市市の位置を他府県の人にどう説明しますか?」
鈴鹿市民へ「鈴鹿市の位置を他府県の人にどう説明しますか?」
もし名古屋に影響されているのであれば、きっと「名古屋」というキーワードを出すはず!
結果、四日市市民は「名古屋の下」「名古屋寄りの三重県」など66%が「名古屋」をキーワードに出しました。
反対に鈴鹿市民は「伊勢神宮と名古屋の間」「伊勢神宮寄り」など10%しか「名古屋」と言わなかったのです。
この数値を喫茶店のモーニングサービスの割合と比べてみると、ほぼ合致したのです。
しかもこの結果を裏付ける、重大なデータがあったんです!
《「名古屋圏」へ続く》
名古屋圏
- 備考
- 総務省が定める「名古屋圏」。
簡単に説明すると、経済や文化など名古屋市の影響を強く受けるエリアのこと。
それが三重県は四日市市までだったのです。
※出典:総務省 統計局「平成22年国勢調査の大都市圏及び都市圏」
今回ルール上では、モーニングサービスの境界線は三重県四日市市の「のっく・おん」でしたが、
名古屋から四日市までは「ほぼあると思ってよし」、
鈴鹿より先は「思ったほど無い」、
という結論に至りました。
※掲載している情報は放送時のものです。