多くの方が「ギモン」に思っている身近な不思議を徹底調査。時間をかけて視聴者が「納得」できる結果を導き出します。

2015年9月16日(水)

全力リサーチ「手作りおにぎり食べられますか？」

手作りおにぎり食べられますか？

大手教育会社がアンケート調査を行ったところ、小学生の4人に1人が「家族以外が作ったおにぎりに抵抗がある」ということがわかりました。
実は名古屋は1年間のおにぎり購入金額日本一。
おにぎりがと～っても愛されている街といっても過言ではありません。
そんな、名古屋でも「家族以外の手作りおにぎり」に抵抗があるのか全力リサーチしました。

名古屋市内で100人にアンケートしたところ、38人が抵抗があると回答。
その理由としては「衛生的に気になる」「作った人との信頼関係がないとムリ」というものが多かったんです。
また、家族の中でも何親等まで大丈夫か聞いてみたところ「2親等までは大丈夫」という人が多かったんです。

「家族以外の手作りおにぎり」に抵抗がある人が増えている理由は？食事と精神状態の関係性について詳しい、杏林大学医学部精神神経科教室の古賀良彦教授に分析してもらったところ「コンビニの普及により手軽な食事のバリエーションが増え、おにぎりの立ち位置が“作った人の思いがこもった特別な1食”ではなく“あくまでも食品の1つ”に変わってきたからではないか、ということだったんです。

さらに「手作りおにぎり」は衛生面で心配な点があるのでしょうか？食品検査などを行っている名古屋衛生細菌技術センターで実験してみました。手洗いせず素手で握ったおにぎり、手洗いをして握ったおにぎり、手洗いをしてラップで握ったおにぎりの3つを「30度で6時間保存」し、細菌の数を調査。すると、素手とラップではその細菌の数に明らかな差があることがわかりました。食中毒を防ぐためにラップを使うのは有効な手段だということです。

また、「手作りだからこそイイ」という人たちがいるスポットもリサーチ。名古屋市中村区にあるアイドルステージでは、名古屋発のアイドルユニット「さくらシンデレラ」のメンバーが目の前で握ってくれる「気まぐれおにぎり」のサービスが人気です。

米屋の手作りおにぎり多司栄生店で、「おいしいおにぎり」の握り方もリサーチ。ギュッと力を入れて握りこむのではなく、最初はキュッと握って形を決め、その後は力を入れすぎず手の中で回すように握ると、型崩れせず中がフワフワなおにぎりにできるのだそうです。