多くの方が「ギモン」に思っている身近な不思議を徹底調査。時間をかけて視聴者が「納得」できる結果を導き出します。
全力リサーチ「餅なし雑煮」
全力リサーチ「餅なし雑煮」
今回は餅を食べずに正月を過ごす地域がある!?
この理由を全力リサーチします!
まず訪れたのは名古屋城。
さまざまな地域の方にお正月のお雑煮はどんなものか聞いてみました。
具だくさんであったり、白味噌ベースであったり地域によってお雑煮もさまざま!
さらにお雑煮のスペシャリストお雑煮研究所の粕谷所長に
お話を聞くと全国でお雑煮は100種類以上もあるそうです。
そしてなんと愛知県の知多半島では、900年続くお正月お餅を食べない風習があるそうです。
それが知多半島の美浜町
気になるそのわけは…?
やってきたのは飛鳥時代から続くお寺「野間大坊」
野間大坊には源義朝のお墓が。
実は1159年平治の乱で命からがら逃げて知多半島の野間にたどり着いたそうです。
そこで餅をつく前のもち米を手づかみで食べた義朝。
その数日後に義朝は暗殺され、その翌年の正月その地では伝染病がはやってしまい、このことからこれは義朝のたたりだと考えられ、餅を食べない風習ができたそうです。
また他にも東京、長野などさまざまな理由で餅を食べない風習がありました。
さてお餅を食べないお正月に潜入してみました。
お正月は蒸したもち米を食べるようです。
また、そのもち米を食べる前に蒸したもち米を小皿に盛り、神棚にお供えしていました。
蒸したもち米は一人一人お皿に盛って、義朝と同じく全員手づかみでいただいていました。
今後もこの風習をつないでいくということです。
野間大坊
- 住所
- 〒470-3235 愛知県知多郡美浜町大字野間字東畠ケ50
※掲載している情報は放送時のものです。