ドデスカ!UP!防災スペシャル池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ 第6弾 ~名駅前に潜む危険~

2017年5月22日(月)よる7時~7時54分

池上彰が徹底解説!メ~テレ取材陣が徹底取材!

[写真]池上彰

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  • 池上彰 竹下景子 江川達也 浅尾美和 スギちゃん 鈴木しおり(UP!)
  • 竹田基起(ドデスカ!)
ジャーナリスト池上彰とメ~テレが南海トラフ巨大地震の最新研究や対策を徹底取材する番組の第6弾。
今回のテーマは「名駅前に潜む危険」です。
再開発が進む名古屋駅前は、4月にJRゲートタワーがオープンし、にぎやかさを増しています。
この名駅エリアでは、南海トラフ巨大地震が起きた時に備えてどんな対策が行われているのか?
このエリアはそもそも歴史的にどんな場所なのか?など、様々な視点から名駅エリアを考えます。
スタジオには名駅エリアの巨大な都市模型を用意し、池上彰が徹底解説します。
番組ではデータ放送でクイズも行い、参加者に抽選で、防災の本や防災グッズをプレゼントします。

「考える」ためのキーワード

1.名古屋駅前の防災対策
名駅エリアの対策に課題あり 「退避施設」帰宅困難者が24時間を限度に避難 去年:23か所⇒今年:35か所に増設

南海トラフ巨大地震に備えて、名古屋市はさまざまな対策を行っています。
多くの人が帰宅困難者になるとみられる名古屋駅前では、被災者が一時的に身を寄せることができる「退避施設」を増やしました。また、スマートフォンで、どこに避難をすればよいかを示す防災アプリも作っています。
退避施設への誘導がスムーズにできるのか、防災アプリは発災直後に機能するのかなど課題も見つかり、名古屋市は今後さらに改善し対策を進めたいとしています。

2.名駅前を襲う「火災旋風」
「火災旋風」広い道路上 真ん中で強い風が! 「火災旋風」スタジオで実験

名古屋駅前は新しいビルが続々と建ち、賑やかさを増しています。その反面、大地震が起きた際に「火災旋風」が起きる可能性があると指摘されています。
火災旋風を研究する豊橋技術科学大学の中村祐二准教授は、「高いビルが壁となって上空の風の流れを変えて、地上で起きた火災の炎を巻き込んで、竜巻のような現象が起きる可能性がある」と話します。関東大震災では、火災旋風が発生し、多くの人が火炎旋風で命を失ったと言われています。
火災旋風は突然発生し、どこへ向かうかわかりません。名古屋駅前には「火災旋風」の危険があることを覚えておきましょう。

3.名古屋駅付近にも津波の危険
名駅エリア 昔は「町はずれ」の湿地帯 “最悪”の場合 名駅エリアを津波が襲う可能性あり

「泥江町」「平池町」「牛島町」「笹島」名古屋駅の周りには、「水」に関連する地名が多くあります。これは、名古屋駅の周辺が低い土地にあったことを意味します。
全国でも有数の高層ビル群が立ち並ぶ名古屋駅前ですが、名古屋市の想定によると名駅のすぐ近くまで、津波が襲ってきます。

4.外出中に被災したら?
地下鉄に乗車中 電車が緊急停止 非常口は先頭と最後尾車両にあるので、前方か後方に慌てず移動

外出しているときに突然大地震に襲われる…そのことを想定して、最低限の知識を身につけておくことは、自分の命を守ることにつながります。
地下鉄に乗車しているときに地震に遭遇しました。そのとき、あなたはどうしますか?地下鉄の非常出口は、先頭車両と最後尾の車両にしかないことが多いです。また、地下鉄の線路には高圧線が施設されていることがあり、線路に飛び降りると感電死する可能性があります。こういった知識を身につけ、災害時に冷静に行動することが重要です。

番組本発売中!

『池上彰とメ~テレが真剣に考える「南海トラフ巨大地震」から命を守れ!』
『池上彰とメ~テレが真剣に考える
  「南海トラフ巨大地震」から命を守れ!』
内容 過去4回にわたり放送した特別番組「池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ」と、夕方のニュース情報番組「UP!」で放送した防災企画をもとに、南海トラフ巨大地震のメカニズムや被害想定、地震に対する備え、対処方法などをわかりやすく紹介。地域の防災、家庭の防災に真に役立つ一冊です。
収録内容
  • 防災特番や「UP!」のシリーズ「暮らしの防災」の内容を整理、深化させて掲載
  • 池上彰氏と福和伸夫名古屋大教授による「減災」対談
  • 東海3県防災&災害史跡MAP

ほか

価格 1,200円(本体価格・税抜)
発行元 株式会社KADOKAWA

いつ起きるとも知れない災害に備える1冊です。ぜひお買い求めください!