五十嵐 信裕
東京都出身。1990年メ~テレ入社、東日本大震災では被災地でANN現地デスクを経験。報道局防災担当部長や防災特番『池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ』プロデューサーなどを経て、現ニュースデスク。防災関係のNPOの特別研究員や愛知県防災減災カレッジのメディア講座講師も務め、防災・減災報道のあり方について取材と発信を続ける。日本災害情報学会・会員 防災士。
2024/10/06
天気予報(気象情報)で、お天気キャスターが「あすは明け方から昼前にかけて大雨になる見込みです」とか言いますよね。この「明け方」「昼前」は、何時のことをさしているのでしょうか?
気象庁は、天気予報で時刻を示すとき「1 日の時間細分の用語」に従って発表しています。午前0時から24時までを3時間ごとに分けています。
具体的には、以下のようになっています。1年を通して同じ表現ですので、例えば日没が遅い夏に「15時〜18時」を夕方と言うと、ちょっと「あれっ」ですが、春夏秋冬で時間の区切りを変えるとかえって混乱します。あくまでも「気象用語」と理解してください。
気象庁の予報文には「晴れ、一時くもり」とか「晴れ、時々くもり」としていることがあります。「一時」「時々」という用語の定義は、以下の通りです。
◼️一時
現象が連続的に起こり、その現象の発現期間が予報期間の1/4未満のときです。
◼️時々
現象が予報期間の1/4以上1/2未満のとき。この場合、予報文は、「その発現時間帯を指定するように努める」としています。例えば、「曇り午後には一時雨」、「曇り日中晴れ」、となります。
普段、なんとなく聞いている天気予報ですが、このルールを頭に入れておくと、暮らしの中で有効に活用できます。
東京都出身。1990年メ~テレ入社、東日本大震災では被災地でANN現地デスクを経験。報道局防災担当部長や防災特番『池上彰と考える!巨大自然災害から命を守れ』プロデューサーなどを経て、現ニュースデスク。防災関係のNPOの特別研究員や愛知県防災減災カレッジのメディア講座講師も務め、防災・減災報道のあり方について取材と発信を続ける。日本災害情報学会・会員 防災士。