キッチンカーでのお弁当販売を夢見て、全財産をはたいて車を購入するがトラブルに巻き込まれ・・・啓太に誘われてまかない館にやってくる。 啓太とシェアしたキッチンカーで名古屋各所を回ってお弁当を販売しつつ、朝晩のまかない飯作りも手伝うことに。褒められると妙な仕草をする。
まかない館の管理人、兼料理人兼経営者。父親が違う妹の麻奈をひきとって一緒に暮らしている。幼い頃から両親と別れてしまった麻奈に、家族の温もりを味わわせるためにまかない館を作った。お人好しな性格のため、様々な仕事やトラブルを引き受けてしまい腰を悪くしてしまう。ときどき笑顔が不自然になる。
建築関係の会社に勤めているサラリーマン。様々な知識をひけらかすたびに周囲に疎まれるが、本人はそのことにまったく無頓着。むしろ自分こそがリーダーと勘違いしているポジティブ思考の持ち主で、まわりの愛と冷遇に気づくことなく賑やかな話題をふり続ける。その真意は…
雑貨やアパレルを扱う会社に勤めている。夜は自社商品のテストを兼ねて入念な顔パックを施すなど、お肌ケアにもぬかりがない。お酒が好きで、ときどきタバコも吸って、占いや風水なんかも気になる34才。麻奈とも仲が良く、まかない館での心地よい生活を満喫しつつ、秘めた悩みを抱える年ごろ。
岐阜の実家から、スポーツ推薦のため名古屋に出てきた高校生。思春期の男子高校生にありがちな性妄想や衝動に悶えつつ、特殊なスポーツに汗を流す青春まっただ中の甘酸っぱい日々を送る。悩んでいると岐阜弁がでる。
啓太とは母親が同じだが、父親が異なる異父兄妹。家庭の事情で幼い頃から歳の離れた啓太とふたりで暮らしている。小学生の反抗期、という訳ではないけれど親代わりの啓太のファッションや言動などが鼻に付く今日この頃。
不動産関係の事務職を務める謎の女性。会う人のほぼ全てに「実年齢より若く見える」と言われ続け、もはやその言葉に何の感情も抱かなくなった。早朝からばっちりメイクをしていて、共同生活をする住人にすらスキを見せない。なぜ素の自分を隠そうとするのか、閉ざされた彼女の部屋にはその秘密が…
仕事を引退して妻にも先立たれ、ひとり気ままに年金で暮らしている。一卵性双生児の兄がいて、実はその兄も似たような名前のまかない付き下宿に住んでいるのだが、それはまた別の話。プロレスが趣味で、もはやムチャできない年齢にも関わらず日々技の研鑽を怠らない。住人には内緒にしているが、若かりし頃ファッションモデルをしていた。