名古屋のおふくろの味「究極の赤だし」。今回は昆布と煮干しのだしの美味しい取り方と煮え端(にえばな)という味噌の風味を立たせる方法を伝授します。
昼まで待てない!< 早ワザクッキング!
早ワザクッキング!
4月11日の放送
「究極の赤だし」
究極の赤だし
- 材料(約4人分)
-
- ・水…800ml
- ・だし昆布…8cm×8cm
- ・煮干し…30g
- ・赤味噌…60g
- ・木綿豆腐(さいの目に切る)…1/2丁
- ・なばな(軽く下茹で)…8枚
- 作り方
-
- 1. 昆布の表面の汚れをふきとる。そして、包丁で昆布の表面に切込みを入れる。
※絶対に洗ってはダメ!うま味成分のグルタミン酸が流れ出る。
※昆布の繊維に対して直角に切込みを入れる。 - 2. 水の入った鍋(または保存容器)に昆布を入れて、冷蔵庫で一晩つけっぱなし!(※時間がない場合は1時間)
※だしの出が良くなる。水出しと言って料亭などでも用いられている。 - 3. 中火にかけて煮立つ直前で昆布を取り出す。
※鍋の底から小さな泡がふつふつとしてきたぐらい!
沸騰し大きな泡がぼこぼことしたお湯になるまで煮ると、昆布のねばり成分が溶けだし、風味が損なわれる。 - 4. 鍋に煮干しを入れる。弱火で約6分じっくりとアクを取りながら煮出す。
※エグみを取るため頭と腹の部分(腸)はとっておく - 5. 沸騰しただしを一度、火を止めてから味噌を溶き入れる。
味噌の分量は1人あたり15g。(※目安はだいたい梅干し1個分)4人分なので60g。
※美味しいダシをとると味噌の量は少なくて済む。 - 6. さいの目に切った豆腐と下茹でしたなばなの具を入れる。
- 7. 再び火を入れ、グラッときたらすぐに火を止める。これが“煮え端”なんです。
※ここで煮過ぎると味噌の香り&ダシのうま味が飛んでしまう。
- 1. 昆布の表面の汚れをふきとる。そして、包丁で昆布の表面に切込みを入れる。
今週担当:関 富子先生