視聴者の声

9月6日からアナログ放送画面に地上デジタル放送推進に向けた告知スーパーを常時表示することになったことについて

• テレビ画面の下部にずっと「地デジに切り替えろ」というスーパーが出ずっぱりなんですが、すぐに消してもらえませんか。同じスーパーをどんどん流すのを見ているのは気分が悪いし、テレビの内容に集中できません。なぜこんなものを出すのですか。来年見られなくなることなんて知っています。視聴者は娯楽の一部としてＴＶを見ているのに、１年前からこんな細長い見にくいＴＶを見なければならないのでしょうか。非常に苦にしています。未だに、すぐに消すことが無理なら、「こんな告知は視聴者の迷惑だからやめよう」という検討をしてくれませんか。
• これはいやがらせですか！共同アンテナで見ていますが、家の大家さんもいろいろ事情があって、すぐにはデジタルにはできないのです。小さいテレビで見ているので目がくらくらして、イライラします。国も子ども手当て等の補助金は出しても、テレビに対しては何も補助金は無いのでしょう？国民としては地デジ切り替えなんかやらなくて結構です。何故アナログ電波があと一年で切れるのかわかりません。とにかく消してほしいという意見があったと伝えてください。

これに対し担当者は
地上テレビのデジタル化によるメリットのひとつが電波の効率的利用が可能になる点です。現在の日本では、電波は使用できる周波数に余裕がなく、過密状態が続いています。デジタル化完了後は、アナログ放送時に使用していた電波（周波数）が２/３に効率化されるため、空いた電波を、高速道路交通システム、災害時の移動通信システム、携帯電話などの分野で有効に活用することができます。

常時告知スーパーの導入は、残り１年を切ったアナログ放送終了を視聴者の皆様に直接お知らせし、デジタル放送への早期移行を促すための取り組みです。アナログ放送終了に近づいてくると、アンテナ工事が集中して対応が間に合わなくなることも懸念されるため、お早めの対応をお願いしているものです。

今年７月から、地上デジタル放送へのスムーズな移行を図るため、アナログ放送の画面の上下に黒い帯が入る、「レターボックス化」を行い、アナログ放送終了のメッセージは、番組の冒頭付近に１分間表示していました。しかし東海地方は人口が多いためマンションやアパート等の集合住宅や、ビルやマンション　の陰となる場所が多く、またアンテナの向きを調整しなければならないケースがあるなど、課題の多い地域です。

そのため名古屋の民間テレビ局5局では、集合住宅や、ビル陰の共聴施設のデジタル化の一層の推進のために、9月6日から画面下側の黒い帯にコマーシャルなどを除く、ほぼ全ての放送時間中にメッセージが表示されることになりました。
同様のメッセージ表示は、関東地区をはじめ、全国各地でも実施されています。

デジタル化に対応するには、受信機（テレビ）の購入等だけでなく、アンテナの改修や新設が必要となることもあります。アナログ放送終了と地デジ対応に対するお問い合わせは、「総務省地デジコールセンター」0570-07-0101（平日は午前9時から午後9時、土曜・日曜・祝日は午前9時から午後6時まで）もしくは、お住まいの地域の「デジサポ　（総務省　テレビ受信者支援センター）」までお早めにご相談ください。

また、経済的な理由で地上デジタル放送への対応ができていない世帯に対して、簡易な地デジ対応チューナーの無償給付などの支援が行われています。支援を受けるには、市町村民税非課税世帯、ＮＨＫ受信料全額免除の世帯等、いくつかの条件があります。詳しくは、「総務省　地デジチューナー支援実施センター」にお問い合わせください。

また、省エネ効果の高いデジタルテレビについてはエコポイントによる購入支援を行っています。これは、平成23年3月末までに購入された製品が対象となっています。詳しくはグリーン家電エコポイント事務局にお問い合わせいただくか、テレビを購入された電気店にてお問い合わせ下さい。

放送番組審議会からのお知らせ

• 9月の放送番組審議会は8月28日午後2時から放送された、「どですか!×どまつり2010」について審議しました。

オンブズトピックス

• メ～テレ特選委員会開催
  メ～テレでは番組の企画性、芸術性、娯楽性、社会性、完成度について総合的に評価する「メ～テレ特選委員会」を設け、より良い番組作りに取り組んでいます。今回は、4月から7月に制作された番組のうち、4つの番組がエントリーされ、委員の皆さんが、評価を行いました。作品は下記のとおりです。
  
  4/24放送 テレメンタリー「切り捨てられた被爆～残留放射線の闇を追って～」
  5/27放送 メ～テレドキュメント「私の国 母の国～マウリエブリン14才～」
  6/12放送 「ウドちゃんの旅してゴメン」
  6/27放送 発見人間力 「干物でファイト！まちおこし応援隊」
  
  また、昨年度の特選大賞を受賞した「キングコングのあるコトないコト」の表彰が行われました。
• 日本民間放送連盟賞のテレビＣＭ部門で、メ～テレの「テレビの前の人」が最優秀賞に決まりました。