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2011年1月9日放送

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メ~テレ代表取締役社長 荒木高伸 新年インタビュー

  • 昨年を振り返って、どんな1年でしたか?

私は、去年の1月1日に、メ~テレの社長に就任しましたが、この1年、「東海地域の皆様の暮らしを豊かにするメディアでありたい」という思いで、取り組んでまいりました。
昨年は、COP10の名古屋開催や愛知トリエンナーレ、名古屋開府400年記念事業が行われ、スポーツの世界では、中日ドラゴンズのリーグ優勝や名古屋グランパスの初めてのリーグ制覇などがあり、大変にぎやかな1年でした。
私どもメ~テレとしても、全国に、多くの話題やニュースを提供することが出来ました。なかでも、「住民税の一割減税」や「市議会リコール署名」などで注目を集める名古屋市政を巡る報道に力を注いできました。年末には、田原総一朗さんを総合司会役に、各陣営から論客を集め、3時間にわたって生討論番組を制作・放送しました。

  • 今年は、いよいよアナログ放送が終了になりますが、準備はどこまで進んでいますか?

今年7月24日のアナログ放送終了=完全デジタル化まで、残り200日を切りました。デジタル中継局の建設など、送信対策は、計画通り進んでいます。デジタル受信機の普及も順調に進んでいますが、個別の受信対策については、総務省の「テレビ受信者支援センター」、いわゆるデジサポを通じて相談・準備が進むよう、今後とも周知・告知活動を積極的に行なっていきます。

  • デジタル放送に切り替わった後の展開はどうなっていますか?

デジタルへの完全移行の後は、その魅力を存分に楽しんで頂くため、各種データ放送をはじめ、様々なサービスの充実に努めてまいります。 メ~テレでは、朝のワイド番組「どですか!」の中で、天気に関する視聴者からの情報をリアルタイムでお届けする、双方向サービス「ソラをライブ」を、毎朝、放送しています。

  • 視聴者の皆さまへのメッセージ

今年も「どですか!」、「UP」など自社制作番組を通じて、さらに地域の皆様に役立つ情報をお届けしていきます。
昨年6月にスタートさせましたCSチャンネル「エンタメ~テレ」には、「ウドちゃんの旅してゴメン」など、当社制作番組を投入して、内容の充実を図ってまいります。
また、地域の皆様に楽しんで頂けるイベントの開催も心がけ、名古屋・栄のオアシス21にオープンした「トヨタホームリンク」は、今年2年目を迎え、氷を使わない冷たくないスケートリンクとして、好評を博しております。
今年の7月24日には、アナログ放送が終わり、デジタル放送に完全移行をします。民放、NHKそして政府が一体となってこの大事業を成し遂げなければなりません。弊社としても全社全力を挙げて、最後の総仕上げに取り組み、視聴者の皆様のご期待に応えていきます。

今年も是非皆様のご支援をお願い致します。

視聴者の声

「どですか!」内で放送の<ぬいぐるみのラパン>について

  • 「ぬいぐるみのラパン」を復活させて下さりありがとうございます!!毎朝の憂鬱さが無くなり元気に会社に通勤できます。これからも放送を続けて下さい!!
  • ラパンのグッズをエスカで購入できると番組で言っていましたが、お店が見当たりません。人に聞いても分からなかったのですが、お店はどこにありますか。

これに対し番組担当者は
「<ぬいぐるみのラパン>のグッズは名古屋駅新幹線口・エスカ地下街「なごみゃ」でメモ帳、ボールペン、Tシャツなどを購入できます。」と述べています。

毎週日曜の朝放送の「発見!人間力」について

  • 日曜日の朝に「発見!人間力」という番組を放送しているようですが、これは何時から何時までの放送ですか。タイトルが気になっていて、まだ見たことは無いのですがどういった内容の番組なのですか。著名な方などの人物紹介ですか?

「発見!人間力」は毎週日曜日の朝6時から6時30分まで放送の30分番組です。各地の放送局が魅力的な人や活動を取り上げる番組で、著名な方だけではなく、様々な方にスポットを当てています。挫折を乗り越え、目標に向かって走る姿には、素晴らしい「人間力」が宿っています。きっとあなたの傍にもいる、人間力溢れる人を追うドキュメンタリーです。
次回1月9日(日)放送分は「福井発 輝け!小さなヒーローたち~学びは遊びから始まった~」というタイトルで、「自然と関わる遊びが子どもの生きる力を育てる」がモットーの福井市郊外にある岡保保育園の里山保育を取り上げます。

放送倫理・番組向上機構(BPO)からのお知らせ

今回は、2010年7月に行われた参議院議員通常選挙に関連して、視聴者からBPOに対し、公示日の6月24日前後から投票、即日開票される7月11日までに放送された4つの番組について、放送倫理上、選挙の公平、公正性に関わる問題があるのではないかという意見が寄せられた問題について、12月2日にだされた放送倫理検証委員会の意見についてお伝えします。

問題となった番組の1つ目は、長野朝日放送『abnステーション』で6月22日に放送された「参院選比例区 狙うは“個人票”」です。
2つ目は、同じ長野県の信越放送『SBCニュースワイド』で7月8日に放送された「選択の夏再び~比例代表の選挙戦」です。

BPOの放送倫理検証委員会では、これら2つの番組について、「参院選の比例代表における非拘束名簿式の投票方法を説明し、視聴者に制度の理解と選挙への関心を高めてもらう目的で企画された。しかし、両放送局が例として選んだのは、長野県に在住もしくは党県連に所属している4人の候補者のみであった。放送局が独断で比例代表制の設定している選挙区域と異なる区切りを設定し、限られた候補者のみを取り上げて放送することは、選挙の公平、公正性を害し、選挙制度それ自体を歪めることになる。しかも、他の候補者に全く触れていない点で、これら候補者をきわめて不公平に取扱ったことになる。参議院比例代表選挙の制度を正しく理解しないまま番組を制作し、選挙にかかわる放送にもとめられる公平、公正性を欠いたという点で、放送倫理違反があったと判断した。」としています。

3つ目の番組としてTBS『関口宏の東京フレンドパークⅡ』で、公示後の6月28日に放送された「3択SAMURAI」をあげています。この番組では、クイズに挑戦するゲストが改選議員の政党名を答えるというものでした。放送直後から、視聴者からの指摘が相次ぎ、放送翌日には、ある政党の幹事長名で選挙の公平性に疑問を呈する文書がTBSに届き、TBSではお詫びの文章をホームページなどに掲載したものです。

4つ目の番組は、BSジャパン『絶景に感動!思わず一句 初夏ぶらり旅』で、これは2007年にテレビ東京が放送した番組を再編集し参院選の投票日当日である7月11日に放送したものです。この番組には、参院選に立候補したタレントがリポーターとして出演していたものです。BSジャパンではインターネット上の視聴者の指摘で候補者が出演していたことを知ったということです。

放送倫理検証委員会では、「政治や選挙に対する関心の低さは、番組制作現場の忙しさや業務委託といった組織構造上の問題から生じている可能性もある。番組を制作している現場のスタッフ自らが、放送と政治・選挙のかかわりについて日頃から関心を高め、選挙の公平、公正性の意味を考え、感覚を鋭敏にすることによってしか、こうした問題を解決し、再発を防止することは出来ない。」とテレビ番組の制作現場への苦言を呈しています。
そして放送倫理検証委員会は、最後に、「民主主義の根幹を成す選挙に対して、取材、制作者の間で意識の低下が生じていないだろうか。この程度なら問題ないという安易な判断が、場合によっては、新たな法規制を招くきっかけや口実となり、選挙についてはもちろんのこと、政治報道全般における自由闊達な取材、制作、放送活動の萎縮やその妨げにつながることはないだろうか、と危惧する。」と結んでいます。

次回の放送は2月6日(日)朝5時35分からです。

メ~テレでは皆様からのご意見やご感想を真摯に受け止め、今後のよりよい番組作りにいかしてまいります。番組に対するご意見は

にお寄せください。