2018年9月2日放送
特集「なるほどUP!~せまくてOKベランダの活用術~」は2日間にわたり放送しました。1日目の放送後にご指摘をいただき、2日目の放送では、バルコニーからの非常時の避難について、より丁寧に注意喚起いたしました。ご意見ありがとうございました。
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BPO青少年委員会では、多様なメディアに囲まれた環境で育つ現代の青少年の日常的なメディア利用の実態を把握するとともに、テレビ視聴行動や報道・番組に対する意識の形成に関連する要因について検討することを目的に、調査票・日記表による調査を行いました。
調査は、2017年9月から11月に実施されました。調査対象は、全国の中学1年生から高校3年生までの6学年の子どもを持つ世帯、子供2,000人とその保護者で、回収率は25.85%でした。青少年の平均年齢は14.91歳で、性別は男子50.2%、女子49.8%でした。
平日・休日の「青少年の生活とメディア利用」に関する調査では、青少年の就寝時刻は平日・休日ともに23時頃、起床在宅時間は平日で朝1時間・夜5時間のトータル6時間でした。また自分専用のテレビやパソコンの保有は1割前後。中学生42.2%に対して高校生は92.5%がスマートフォンを保有しています。
「テレビの視聴時間」に関しては平日25.6%、休日31.4%は「リアルタイムでの視聴がない」一方、テレビを見た時間の平均は2~3時間と長いのが特徴です。また青少年のテレビ視聴時間は広範囲に分布していますが、「テレビを全く見ない」の頻度が最も高くなっています。平日または休日にテレビ視聴がなかったと答えた青少年は、視聴があったと答えた者と比較して、クラブ活動や塾等の家庭外活動時間が長いことに加え、携帯・スマートフォンでの動画閲覧やゲームの時間が長いこと、テレビが自分の生活に役立つという効用感が低いこと、親や友人とテレビを共有することが少ないといった特徴がみられました。
またテレビ視聴者の63.7%がテレビを見ながら同時に携帯・スマートフォンを「よく」「ときどき」利用している実態があり、携帯・スマートフォンを手にしながらのテレビ視聴は定着しつつあります。また、テレビ番組をめぐるSNSの利用は1割未満で、閲覧は1~2割程度となっています。
「よく見る番組のジャンル」は圧倒的にバラエティーが多く77.9%を占め、またアニメ、音楽、ドラマ、ニュースや報道、映画も4割以上が視聴しています。また、青少年にとってテレビは、「友だち及び家族とのコミュニケーションツール」という認識が強く、続いて「ストレス解消」、「現実にはできない経験を味わえる」といった情報収集源となっています。この情報収集源としてはテレビ利用が48.3%で最も多く、次いでインターネット40.8%、新聞19.3%、ラジオ8.2%という順となっています。
「家族とのテレビ共有」に関しては、60.6%の中高生が「ほとんど」「たいてい」家族といっしょにテレビを見ると回答し、「半分くらい」以上では83.6%と高い割合を示しています。また、「親子でテレビを見て一緒に笑ったりする」に「いつも」「時々」と回答した保護者は8~9割で、中高生のいる多くの家庭で、テレビは家族のコミュニケーションを円滑にする役割を担っていることがうかがえます。
「テレビ視聴時間の多さと関連する要因」を分析したところ、平日では個人の特性に関しては、「女子」「大都市在住」「柔軟で好奇心が強い性格」「自宅外活動が短い」「テレビの機能に関する効用感が強いこと」、また「友人・親とのテレビ共有度が高いこと」がプラスに働いているようです。一方、休日については、「外出せずに在宅している」こと、「番組を一緒に共有してくれる人がいる」ことが、テレビ視聴の多さに関連することが示されました。
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