2019年6月2日放送
神器には、現物と同じ意味をもつ宝物の「形代(かたしろ)」があります。番組前半で紹介した「鏡」は、この「形代」で、皇居の「賢所(かしこどころ)」に安置されています。番組後半では「鏡」の現物が祀られている場所について「伊勢神宮に祀られています」とご紹介させていただきました。
テレビ朝日系列では、読み方は「衆議院議員」、テロップ等では「衆院議員」とするルールがあります。今回もこのルールに従って、テロップでは『衆院議員』と表記いたしました。
第604回メ~テレ放送番組審議会(5月14日開催)では、3月25日に放送したメ~テレドキュメント『常滑エピテーゼ カタチとこころ』について審議しました。
放送倫理検証委員会は第137回委員会(5月10日開催)で、長野放送の『働き方改革から始まる未来』について、審議入りすることを決めました。対象となったのは、長野放送が3月21日に放送した番組です。労働基準法など、いわゆる「働き方改革関連法」が変わる4月を前に、その準備ができているか等を問う内容で、長野県内の社会保険労務士法人の働き方改革をめぐる取り組みを紹介しました。
この放送に対して、視聴者からBPOに寄せられた「放送なのか広告なのか曖昧だ」という趣旨の意見を受け、番組の制作の経緯を知る必要があるとして、長野放送に対して報告書と同録DVDの提出を求めて確認したところ、その内容のほとんどは、長野県に本社がある特定の社会保険労務士法人の事業の紹介であり、本編28分間の間にCMは入っていませんでした。
委員会は討議を行い、民放連放送基準の広告の取り扱い規定や「番組内で商品・サービスなどを取り扱う場合の考査上の留意事項」等に照らすと、番組で取り上げている長野県に本社がある特定の社会 保険労務士法人の事業の紹介が広告放送であるとの疑いが大きい内容になっているのではないか?広告放送であるにもかかわらず、CMのかたちをとっておらず、放送番組と識別できていないのではないか等、放送倫理違反の疑いが大きい、という意見や、持ち込み番組であることを踏まえて考査の過程など放送に至った経緯についても検証が必要である、等の意見が相次いで出され、審議入りすることを決定しました。今後は、長野放送の社員らに対するヒアリングなどを行って、審議を進めることになりました。
また放送人権委員会は第269回委員会(5月21日開催)で、「情報公開請求に基づく報道に対する申立て」について審理入りを決定しました。対象となったのは、NHK秋田放送局が、1月21日に情報公開請求で得た資料を基に放送した、国公立大学における教員のハラスメントによる処分に関するニュースで、教員が複数の学生に対し侮辱的な発言を理由に処分されたと報じたのに対して、教員は「不正確な情報をあたかも実際に起きたかのように、間違った報道をされた」と主張し謝罪を求めて申し立てたものです。
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