2020年3月1日放送
ご指摘のとおり、普段食されている「ご飯」は「うるち米」です。制作者の認識不足により「うるち米」と「ご飯」が別のもののような表現をしてしまいました。今後このようなことがないようにいたします。
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放送倫理検証委員会は1月24日、関西テレビの情報バラエティー『胸いっぱいサミット!』での韓国をめぐる発言に関して、放送倫理違反があったとの委員会決定を通知・公表しました。この事案は、2019年4月6日と5月18日に放送された番組で、コメンテーターとして出演した作家が、韓国人の気質について「手首切るブスみたいなもんなんですよ」と発言したものです。
委員会が行ったヒアリングの中で、制作陣からは、刺激的な表現で「ギリギリのラインを攻める」ことが視聴者から期待されているという趣旨の声が複数聞かれました。これに対して委員会は、関西テレビの考査担当者が「この発言は放送できない言葉である」と明確に指摘する内容のメールを番組に携わる複数の局員に送信したにもかかわらず、放送倫理の担当部長以外は傍観していたことは見逃せないとし、「ギリギリのラインを攻める」ことの意味と、その危うさに対して制作陣の意識は不十分であったと言わざるを得ず「ギリギリのラインを攻める」番組を放送倫理の観点から客観的にジャッジすることができる体制とはいえなかったのでないかと分析しました。
そのうえで、民放連放送基準「人種・性別・職業・境遇・信条などによって取り扱いを差別しない」「人種・民族・国民に関することを取り扱う時は、その感情を尊重しなければならない」などに照らして、2回の放送はいずれも放送倫理に違反するものだったと判断しました。
放送倫理検証委員会は2月13日、TBSテレビのドキュメントバラエティー番組『消えた天才』での映像の早回しに関して放送倫理違反があったとの委員会決定を公表しました。この事案は、2019年8 月11日に放送した番組で、野球のリトルリーグ全国大会で全打者三振の完全試合を達成した投手の試合映像を早回しして球速が速く見えるよう加工を行っていたものです。また同番組の別の放送回で、計3件の映像についても早回し加工を行っていたとTBSテレビから報告があったものです。
委員会は、映像加工について「編集機材のコンパクト化は、複数の目を介さない密室的な作業環境を普及させ、ますますひとりの判断がまかり通る『ブラックボックス』が膨らんでいく。高度なデジタル技術が一般化する中で、編集過程における倫理をどのように考えるべきかは、大きな課題となりつつある」と意見書で述べたうえで、「実際の映像」と言いながら、またはそう受け取れる状況で、映像の加工が繰り返された本件放送について、1993年にNHKと民放連の番組倫理委員会が出した提言「放送番組の倫理の向上について」の「放送人としての心構え」「事実に基づいた取材・制作を行う」などに抵触するため、放送倫理違反があったと判断しました。
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