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2020年5月3日放送

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視聴者の声

  • 新型コロナウイルス感染拡大を受けた愛知県の緊急事態宣言に対して、街頭で「不安はありませんか?」と聞いて回っていましたが、その報道を見て、逆に不安になりました。私たちが不安なのは、メディアが煽ることで、また買い占め騒ぎ等が起こることです。不安を助長するような報道姿勢は厳に慎んでいただきたいと思います。
  • インターネット上の声を番組で安易に放送するのは、とても危険なことだと思います。ネットで自らを医療関係者や教育、保育関係だと名乗る人が増えているように感じますが、その人物が虚偽の事実を作り上げている可能性もあります。医療現場、保育現場の様子を紹介する時、「ネットに書かれていました」と紹介することは、報道機関としてあってはならず、直接取材したことを責任持って報道すべきです。
  • コロナの影響で在宅勤務になりテレビを見る機会が増えました。お天気コーナーや番組の特集で桜の映像を紹介していましたが、その際に「行けない視聴者の代わりに綺麗な映像を紹介します」等と一言コメントをつけるだけで、視聴者の気持ちが「行きたくなる」から、「行けない私たちの代わりに映像を見せてくれてありがとう」に変わると思います。

ご意見、ご感想、ありがとうございます。新型コロナウイルスにつきましては、今後も最新かつ正確な情報を提供してまいります。また、皆様からいただいたご意見は、番組スタッフに伝え、今後のより良い番組作りに役立ててまいります。

放送番組審議会からのお知らせ

第612回メ~テレ放送番組審議会では、『メ~テレドキュメント 面会報告~入管と人権~』(2020年3月30日放送)について審議しました。

放送倫理・番組向上機構(BPO)からのお知らせ

放送倫理検証委員会は2020年3月31日、NHK国際放送が2018年11月に放送したドキュメンタリー番組『Inside Lens』の「レンタル家族」企画について、放送倫理違反があったとする委員会決定を公表しました。この事案は、仮の家族や恋人などをレンタルするサービスを描いた番組で、利用客として出演した男性ら3人がサービスを提供する会社のスタッフだったと、NHKが2019年5月29日に発表したものです。

放送倫理検証委員会は、NHKからの報告および関係者6人へのヒヤリングをもとに、制作過程に3つの大きな問題点があったと指摘しました。①取材先の選定を取材協力者に任せ切りにしていたこと。②完成前の試写で疑問点を突き詰めないなど考査が不十分だったこと。③顔出しで取材に応じてくれる相手はウソをついていないだろうという油断があったこと、の3点です。

その結果、「報道は、事実を客観的かつ正確、公平に伝え、真実に迫るために最善の努力を傾けなければならない」とされている放送倫理基本綱領などに照らして、出演者が本物の利用客ではなかった点、また出演者が会社関係者であったのに、その関係を明らかにしていなかった点において放送の内容は正確ではなく、NHKが適正な考査を行わなかったことを含め、本件番組を放送したことについて、放送倫理違反があったと判断しました。

放送倫理検証委員会は2020年4月8日、北海道放送のローカルワイド番組『今日ドキッ!』の参議院比例代表選挙の報道に対し、放送倫理違反とする委員会決定を公表しました。この事案は、参議院選挙公示前日の2019年7月3日に『今日ドキッ!』内で比例代表選挙に立候補を予定していた特定の政治家に密着取材した様子を放送したものです。放送倫理検証委員会は、放送の内容が他の立候補予定者との公平・公正性を害し放送倫理違反となる可能性があり、制作に当たって、これまで委員会が指摘してきた諸問題が検討された形跡がないなどとして、放送に至った経緯等を検証するため審議入りを決めました。

審議の結果、委員会は、比例代表制度では自分の住む都道府県に関わりなく立候補者や政党・政治団体に投票できるにもかかわらず、本件放送は公示日の前日に約5分間にわたって特定の立候補予定者のみを取り上げて、視聴者に強く印象づけるような編集をし、有権者に誤解を与え、投票行動を歪めた可能性があるとして、選挙報道に求められる公平・公正性を害したことが、放送倫理に違反していると判断しました。

メ~テレでは皆様からのご意見やご感想を真摯に受け止め、今後のよりよい番組作りにいかしてまいります。番組に対するご意見は

にお寄せください。