2020年8月2日放送
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正解は番組でお伝えしたとおり「湖南観測所」です。今回の問題は、「読み方の珍しい気象庁の観測所は?」というもので、お問い合わせのありました「金田一観測所」は、気象庁ではなく、国土交通省の雨量観測所となります。
放送倫理検証委員会は6月30日、琉球朝日放送と北日本放送がそれぞれ制作・放送した番組について、広告放送であると誤解を招くような内容・演出になっていたとし、両番組とも放送倫理違反があったとする委員会決定を通知・公表しました。
琉球朝日放送が2019年9月に放送した『島に“セブン-イレブン”がやって来た〜沖縄進出の軌跡と挑戦〜』について委員会は、番組前半は沖縄で社会現象にもなったコンビニの初出店の動きなどを軸にすえていたが、後半では「おいしさの追求」と銘打って、コンビニの肯定的な側面の紹介に終始しているうえ、アナウンサーやスタッフがスタジオで商品のおでんを食べる演出は、特定商品のPR色が濃いと指摘しました。また番組内で、提供クレジットが表示されていたことが、視聴者に広告放送であるとの疑いや誤解を抱かせることにつながったと、表示の問題点を指摘しました。
そのうえで、民放連の「留意事項」に盛り込まれた「視聴者に『広告放送』であると誤解されないよう、特に留意すべき事項」に照らして総合的に判断すれば、この番組は視聴者に広告放送であると誤解を招くような内容・演出になっていたとして、放送倫理違反があったと判断しました。
北日本放送が2019年10月に放送した『人生100年時代を楽しもう!~自分に合った資産形成を考える~』について委員会は、富山県内の金融商品取り扱い会社の1社提供で、提供スポンサーの様々な取り組みや、相談プラザでの客とのやり取りなどが取り上げられ、提供スポンサーの事業内容をPRする要素が目立つと指摘しました。とりわけ後半部分は、提供スポンサーの意向や事業などから独立した内容なのか見分けがつきにくく、視聴者が広告放送であるとの疑いや誤解を抱くのは無理もないと指摘しました。
そのうえで委員会は、民放連放送基準92条「広告放送はコマーシャルによって、広告放送であることを明らかにしなければならない」や、民放連の「留意事項」に照らして総合的に判断すれば、この番組は視聴者に広告放送であると誤解を招くような内容・演出になっていたと認められるとして、放送倫理違反があったと判断しました。
また放送倫理検証委員会では、「広告か番組か」をめぐって2019年10月、長野放送に放送倫理違反の決定を通知していることから、琉球朝日放送と北日本放送はいずれもこの教訓を生かしたとは言いがたいと、両放送局に改めて反省を促しました。
放送人権委員会は6月30日、「オウム事件死刑執行特番に対する申立て」について、放送倫理上の問題はないとする委員会決定を通知・公表しました。この事案は、2018年7月にフジテレビが放送した『FNN報道特別番組オウム松本死刑囚ら死刑執行』で、松本元死刑囚の三女が、「死刑執行をショーのように扱い、父親に対する出演者の発言によって名誉感情を害された」などとして、申立てを行ったものです。
委員会は、審理の結果、死刑囚の顔写真を一覧にしたフリップに「執行」の表示をシール貼付で行ったことは、生放送で速報情報を扱う時間的、技術的制約のもと、視聴者に分かりやすく伝えるという目的の正当性があり、「執行」の文字の大きさや色などについても配慮がなされていることなどから、必要性・相当性が認められると判断しました。
また、出演した弁護士の発言については、犯罪史上屈指の重大事件の被害者や、遺族の被害感情を代弁する発言の一部として述べられたもので、表現として不相当ではないとしました。そのうえで、この番組は極めて公共性の高い出来事を、公益を図る目的によって放送したもので、人権侵害の問題はなく、放送倫理上の問題も認められないと判断しました。
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