2022年4月3日放送
ありがとうございます。貴重なご意見として、今後の番組づくりの参考にさせていただきます。
いつも「ウルフィアプリ」をご利用いただき、ありがとうございます。このお知らせは、当選した旨の通知ではなく、当選者メールが届きますので、見逃さないようにご留意くださいという意図のものでした。誤解を与えかねない表現をして、申し訳ございませんでした。皆様にとって使いやすいアプリとすべく鋭意努力していきます。
第632回メ~テレ放送番組審議会(3月8日開催)では、『旅してゴメン特別編 冬の知多半島 まるごと甘える無限の優しさ』(1月3日放送)について審議しました。
放送倫理検証委員会は、テレビ朝日の情報番組が、視聴者質問を番組スタッフが作り上げて放送していた事案について、放送倫理違反があったと判断する委員会決定を3月9日に公表しました。この事案はテレビ朝日の『大下容子ワイド!スクランブル』が、番組のウェブサイトなどで受け付けた視聴者からの質問に専門家らが答えるコーナーを放送していたところ、あらかじめ番組スタッフが作った質問を視聴者からの質問として放送したケースが多く含まれていたことが明らかになったものです。
スタッフが作り上げた質問を視聴者からの質問であるかのように装ったケースが104問、スタッフが質問内容を加筆・修正のうえ、都道府県や年齢などを書き換えて、架空の属性で放送していたケースが27問、確認されました。質問の作り上げが行われた期間は2020年10月からおよそ1年1カ月に及び、放送された数は合計131問、期間中に放送された質問総数の半数近くに達していたということです。
委員会による審議の結果、質問は視聴者の関心事や傾向を示す重要な事実情報であり、それらを制作者が歪めることはあってはならず、日本民間放送連盟の放送基準32条「ニュースは市民の知る権利へ奉仕するものであり、事実に基づいて報道し、公正でなければならない」に反すること、更に視聴者の属性を書き換えたことは、放送基準35条「ニュースの中で意見を取り扱う時は、その出所を明らかにする」に反するとして、この放送には放送倫理違反があったと判断しました。
問題がなぜ起きたのかについて委員会は、この番組が「視聴者の疑問にできる限り寄り添う構成と演出」を目的に掲げたものの、番組の狙い通りの質問が届かないことが続いたため、スタッフが完璧な番組を目指して自縄自縛に陥り、一線を超えてしまったことを挙げています。また質問コーナーは実質上、スタッフ2人のみが担当していたため、第三者がチェックする仕組みがなく、いわゆる複数の目が働かなかったことも、問題が長期間にわたり発覚しなかった背景にあると指摘しています。
委員会決定の通知を受け、テレビ朝日は「番組への信頼を大きく損ねる許されない事案であり、あらためて視聴者並びに関係者の皆様に深くおわびいたします。BPOの見解を真摯に受け止め、今後の番組制作に生かしてまいります」というコメントを発表しています。
メ~テレでは皆様からのご意見やご感想を真摯に受け止め、今後のよりよい番組作りにいかしてまいります。番組に対するご意見は
にお寄せください。