2022年5月1日放送
ありがとうございます。貴重なご意見として、今後の番組づくりの参考にさせていただきます。
この度は申し訳ございませんでした。撮影スタッフに確認したところ、本巣市職員に了解をいただいたうえ、飛行エリアには「立入禁止」の仕切りを入れ、「見張り」を3人立てるなど、周囲の安全も十分に考えて撮影しておりました。今後は、ドローンを飛行させる際、一般のお客様にスタッフからお声かけをするよう徹底してまいります。
第633回メ~テレ放送番組審議会(4月12日開催)では、『ドドドド~なる⁉ ドデスカ!~ド地元にド級のド感謝!20周年SP~』(3月27日放送)について審議しました。
青少年委員会は「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について、青少年の心の発達に望ましくない影響を与える可能性があるとして、より配慮した番組作りを求める見解を4月15日に公表しました。見解は、特定の番組に対してではなく、罰ゲームやドッキリ企画など、出演者の心身に痛みを与える演出がみられる様々なバラエティー番組を対象としています。
委員会による分析では、最近の傾向として、視聴者へのインパクトを増すため、制作者や出演者による作り込みがより精緻になったことで、大人でさえもリアルとしか思えないような演出がなされることもあり、視聴者が小学生の場合は、作り込まれたドッキリ企画をリアリティー番組としてとらえる可能性が高いとしています。
そのうえで、他人に心身の痛みを与える行為をテレビで視聴することにより、青少年が模倣して、いじめに発展する危険性も考えられる。スタジオでゲストが笑いながら見ている様子は、いじめ場面の傍観を許容するモデルになることも懸念されると指摘しています。
また他人の心身の痛みを嘲笑する演出が、青少年の共感性の発達や人間観に望ましくない影響を与える可能性があることが、最新の脳科学や心理学の研究で指摘されていることも事実であり、公共性を有するテレビの制作者は、こうした観点にも配慮した番組作りが求められるとしています。さらに委員会は番組制作者に向けて、時代や社会状況に応じて、時代を見る目、センスや経験、技術を常に見直し、改善することが重要だと強調しています。
委員会では、これまで2000年、2007年の2度、「バラエティー番組の暴力的な演出」について改善を求める見解を出していました。しかし、ここ数年、一般の視聴者や中学生・高校生から、「苦しむ様子をスタジオで笑っていることが不快」「出演者が身内でパワハラ的なことを楽しんでいる」など、不快感を示す意見が一定数寄せられたことから、審議を続けてきたものです。
また放送倫理検証委員会は、第170回委員会(4月8日開催)で、同じ政党の幹部がそろって出演したバラエティー番組について、番組を放送した毎日放送から提出された全社研修などの報告書を踏まえ、議論を行いました。
毎日放送からは前回、「社内の調査チームがまとめた報告書」と「それをもとに行われた番組審議会の議事録要旨」が提出されていました。新たに提出された報告書では、「全社研修を実施したこと」、「番組内容を確認し助言する体制を強化すること」など、事後対応の進捗状況が報告されました。
委員会では、「放送における政治的公平性について」どのような形で意見表明をすべきかなどについて意見が交わされました。そのうえで、さらに検討が必要であるとして、次回以降も議論を継続することにしました。
メ~テレでは皆様からのご意見やご感想を真摯に受け止め、今後のよりよい番組作りにいかしてまいります。番組に対するご意見は
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