2015年7月5日放送
アスペルガー症候群には、特定の分野に「極めて強い関心を示す」特徴があることから、「極めて強い」を表現するため、「異常な執着」という語句を使用しました。しかし「異常」や「執着」という言葉が、誤解や偏見を生む可能性があるという視聴者の方のご指摘はごもっともで、今後、語句の選び方には十分に配慮していきます。
番組側も、この読みを「ひとごと」というのは認識していますが、「“ひとのこと”ではない」というより、「“たにんのこと”ではない」という意味合いを強調したいと思い、あえて「たにんごと」という言い方で表現しました。ご理解いただければと思います。
スタジオの絵は、「踊ろう!ウルフィ~ズ」に参加したお子さんたちから預かったものを飾らせていただいています。申し訳ありませんが郵送などでは受け付けておりません。ご理解下さい。
ウルフィのお面は、「踊ろう!ウルフィ~ズ」の中継に来て頂いた方への参加記念としてお配りしているものでお譲りしたり、販売はしていませんので御了承下さい。
第220回放送人権委員会が5月19日火曜日に開かれ、「ストーカー事件再現ドラマへの申立て」に対して審理入りを決定しました。
対象となった番組は、フジテレビが今年3月8日に放送したバラエティー番組『ニュースな晩餐会』です。番組では、地方都市の食品工場を舞台にしたストーカー事件と、その背景にあったとされる社内のイジメ行為を取り上げ、ストーカー事件の被害者とのインタビューを中心に、取材協力者から提供された映像や再現ドラマを合わせて編集したVTRを放送し、スタジオトークを展開。その際の登場人物、地名等固有名詞はすべて仮名とし、被害者の取材映像及び取材協力者から提供された加害者らの映像には映像加工・音声加工が施されました。
この放送に対し、ある地方都市の食品工場で働く契約社員の女性が、『放送された食品工場は自分の職場で、再現ドラマでは自分が社内のイジメ行為の"首謀者"とされ、ストーカー行為をさせていたかのような放送内容で、名誉を毀損された』と訴える申立書を4月1日付で委員会に提出。謝罪・訂正と名誉の回復を求めたものです。
申立書によりますと、「取材は被害者の一方のみで、加害者の調査は一切していない」とされ、また、取材を受けたとされる被害者らが放送前に、会社内の事件が番組で放送されることを社内で言い回り、その結果、放送前に番組内容が会社内等に知れ渡り、放送により申立人及び家族が精神的ダメージを受けたとしています。
これに対しフジテレビは4月27日、「経緯と見解」を記した書面を委員会に提出。「この番組は、特定の人物や事件について 報道するものではなく、事実を再構成して伝える番組であり、取材した映像・音声・内容を加工や変更を加えることで、番組の放送によって人物が特定されないよう配慮しているから、相手方側の取材を行う必要性がない」と主張。
「この番組を放送したことによって人物が特定されて第三者に認識されるものではない。
従って、番組の放送により特定の人物の名誉が毀損された事実はなく、訂正放送等の必要はない。また、申立人が自らの名誉が毀損されたとする原因事実は、この番組及びその放送自体ではなく、番組で申立人所属の会社のことが放送される旨が会社の中で流布されたことにあると考えられ、本件番組の放送による人権侵害があったとは考えられない」と述べています。
委員会は、委員会運営規則第5条に照らし、本件申立ては審理要件を満たしていると判断し、審理入りすることを決めました。
詳しくはBPOのホームページに掲載されています。
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